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IOT化の闇

 商品に組み込んだ時限装置で消費者を操る、悪知恵に長けた人が大儲けする

 いま、動作を伴う商品はたいてい電子回路が組み込まれている。少し前からユビキタス社会到来といわれ、IT化やIOT化が身近で当たり前のようになった。10年前に買ったプリンター商品にも、その兆しがある。このことは、先日のプリンター異常騒動で改めて実感した。IT化が進むと、心臓部は完全にブラックボックス化される。

 むかし私が機械技術で生産設備を作っていたとき、制御部はほとんどリレー回路によるシーケンスであった。いくつかのBOXリレーを組み合わせ、機械動作を必要に応じコントロールする。複雑さは格段に違っても、現代の電子制御とで、根本のアルゴリズムの違いはないはずである。

                使用禁止

 リレー回路の場合は、制御盤にリレーBOXが整然と並んでいた。異常があったとき、配線図さえあれば、リレー部品や接点を特定することができる。その制御盤が、いまはコメ粒ほどのチップに収まっている。チップ内に集積回路としてすべて組み込んである。しかも機能や複雑さは比べ物にならない。その中身まで公表されることはない。

 その修理をする人も、チップ群ごと制御盤を入れ替えるか、せいぜいチップを交換するくらいである。簡単な回路でも、設計者によっていろんなやり方を行っているはず。だからよほどのプロでなければ、電子回路の中身まで特定できない。回路を修復できる人などめったにいない。

 これは非常に恐ろしい仕組みである。
 スノーデンが暴露したように、アメリカは日本のインフラ施設にマルチウェアを埋め込み、政殺与奪のカギを握っている。同じように現代の消費者は、商品に組み込まれた時限装置などで、メーカーの思うまま操られる。その悪知恵に長けた人が、大儲けするのである。

行事の中止

 ずるずるやっていたすべての行事を見直し、いらないものはやめたほうがいい

 いま世界中が、新型コロナという「幽霊」におびえている。
 イタリアであっという間に5000人近くも亡くなったという報道は、恐怖を増幅させる。福井でも、一人陽性者が発生しただけで、関係者は大さわぎである。東京で、だれかと「濃厚接触」したらしい。

 だが、こんなもので人類が絶滅するはずがない。
 感染収束後には、イタリアより死者の少なかった日本のほうが苦労する。新型コロナと一緒に、インフルエンザや結核まで減少させてしまった。これでは、口うるさい年寄りがますます増える。

               稲荷神社 H31.3.31

 それでもおかげで、つぎつぎとめんどくさい行事が無くなった。先週は養浩館祭りで、今日は町内の稲荷大明神例大祭であった。そろそろはじまる、桜祭りも中止らしい。ついでに、区民運動会も中止したらどうか。本気にやりたいと思っている人はあまりいない。ホッとする人はずいぶんいるはずである。

 この際、すべての行事を見直し、いらないものはやめたほうがいい。これまでなんとなく、ずるずるやっていた行事はたくさんあった。もちろん、オリンピックの延期は当然である。発表はタイミングだけである。

ものづくり補助金②

 自分でメンテナンスできない化石のようなシステムをつくらないことである

 ものづくり補助事業が採択された場合、その恩恵を享受するのはだれか。
 もちろんまずは、補助事業を計画して採択された企業である。1500万円の設備なら、1000万円(750万円)の補助金が出る。自己資金500万円(750万円)で、1500万円の機械が買える。

 つぎに直接お金が入るのは、補助金を払って購入する設備のメーカーである。面倒な申請書をつくったり、採択後にややこしい手続きをすることを考えたら、設備メーカーのほうが得かもしれない。
 まず、補助金制度がなければ売れなかった機械が売れる。
 さらに、見積通りの定価販売ができる。いったん価格が決まれば、しつこく値切られることがない。

 たとえば、補助金を活用して1500万円の設備を購入すれば、設備メーカーには、まるまるその金額が支払われる。普通なら1000万円くらいまで値切られるかもしれない。それが定価で売れるなら、メーカーや間に立つ商社は笑いが止まらない。

               タヌキの行列

 それより巨利が得られるのは、得体がわからず価格が明確でない商品である。
 典型的なのは、コンピュータソフトである。形がないので、客観的な価格が付けにくい。見積金額1500万円のソフトウェアのほんとの価格は、提供者の腹ひとつである。
 企業がこれらを補助金で活用するのは、よほど慎重さが求められる。

 たとえば数年前、ある企業の支援で、コミュニケーション・データ処理のための社内システムを計画し、補助金申請を行ったことがある。最初から完ぺきな計画はできない。もし採択されたら、その計画通りの内容と日程で、システムを構築しなければならない。使いこなすのに四苦八苦していたはずだ。それでなくとも、コンピュータシステムでうまくいった例は少ない。

 結果的に、補助金は採択されなかった。
 だがその後、計画を自力でブラッシュアップして改善を積み重ね、使い勝手のいいシステムを構築している。しかもコストは、当初見積もりの数分の一である。
 補助金を活用するより、はるかにコストパフォ-マンスがよくなった。

                タヌキの亡霊

 また、ものづくり補助金のミニ版で、「小規模企業持続化補助金」がある。購入費用の2/3で、最大50万円の補助がある。これを使って、高コストでホームページ(HP)を作る企業が多い。供給者にとっては、相場以上の価格で売れるのだから、これも笑いが止まらない。そのうえこれを利用した企業は、自分の金でないと思うから本気で運用しない。世の中に、化石のようなHPが、たくさんできてしまったのである。
 
 逆に言えば、これらの商品・サービスを提供している事業者は、この仕組みをうまく利用したい。
ほんとは内容をきちんと審査しないし、できないから問題なのである。

福井でコロナ陽性

 これまで陽性判定者が一人もいないのに、宴会や会議などをすべて自粛していた

 とうとう福井でも、新型コロナ陽性者が発生した。
 福井を代表する企業の社長である。10日ほど前の東京出張で感染した可能性があるという。東京では、PCR検査の陽性率が10%を超えている。少なくとも、都民の1%くらい感染していると考えたほうがいい。10万人もいたら、うつるのは当たり前である。半分も感染すれば、免疫ができ拡大は治まる。

 ただPCR検査では、ときたま偽陽性が出る。100人近く検査すれば、一人くらい偽陽性患者が出てもおかしくない。東京なら、そこら中にウィルスが舞っている。今回もたまたま、体のどこかに付着したウィルスを、検出してしまった可能性もある。

               ヘビだ

 それでも福井はこれまで、80件以上PCR検査を行って、一人も陽性がいなかった。全国で残り少ない貧困地域同士の争いをしていた。こんどの発見によって、これまで幽霊のように怖がっていたコロナが、現実味を帯びてきた。
 少なくとも、コロナウィルスの片割れが、地域内でウロウロしはじめたのは確かである。

 福井では、これまで陽性判定者が一人もいないのに、宴会や会議などをすべて自粛していた。これからどうなるか恐ろしい。これ以上自粛したら、完全に経済破綻する。生きている意味が無くなってしまう。
 これからどうするかは、専門家会議の提言内容をもとに、自分で考えればいい。
 新型コロナより怖いものは、山ほどある。

文書改ざん自殺

 日本の硬直した官僚機構の「文書重視主義」が、人を殺してしまったのである

 今朝の福井新聞の1面右の方に、「自殺の財務局職員妻が提訴」とあり、そのすぐ左の紙面に、弁円(鎌倉期の禅僧)の「文字言句はこれ絵にかける餅のごとし」の言葉が、解説とともに掲載されてあった。
 わざと、近くに並べて掲載したのは、何か意味があるのか。

 周知のように財務省職員は、上司から森友文書の「改ざん」を強制され、自殺に追い込まれたとされている。提訴に当たって、「これが財務官僚国家。最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ。」などと書いた、職員の手記が公開された。
 それがほんとなら、むごい出来事である。

                文殊菩薩
 
 それでも我々庶民から見たら、たかが文書である。
 こんなことで自殺者が発生する組織こそ、おかしいのではないか。日本の硬直した官僚機構の「文書重視主義」が人を殺してしまったのである。かって原子力規制委員会の安全審査でも、関電幹部の一人が膨大な文書に潰され、亡くなってしまったことがあった(なぜかこちらはあまり問題にならない)。

 さきの弁円は、「言葉はコミュニケーションの道具で、言葉で示されたものは実在でない」と説いている。文書や言葉は、それを書いたり発する人の、いっときの「思い」に過ぎない。実在でないものに命を懸けるのは、なんともおぞましい。

 一方マスコミのなかには、朝日新聞のように、つぎつぎとインチキ記事を垂れ流しても、何ら恥じることのない組織もある。
 ここまでいくと行き過ぎである。
 なにごとも、ほどほどなのである。