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過密の富士写ケ岳

 間違いなく、日本人の健康寿命は短くなった。コロナ感染より深刻である

 2年ぶりに富士写ケ岳に登った。この山は、標高942Mで登り2時間余り。山道で3時間を超えると急激にバテるので、私にはすこぶる手頃である。

 いつもは、我谷ダムコースから登る。ところが、登山口の吊り橋あたりから、道路の両脇はビッシリ駐車車両で埋まっていた。ざっと150台はある。百メートル以上進んでも、駐車スペースが見当たらない。
 無理に駐車できないことはないが、車両数から見て、300人以上は入っている。大内コースから登る人を含めると、その倍は頂上へ向かう。後ろからも、どんどん車がくる。こんな小さな山へ一度に数百人も登ったら、感染クラスターが発生する。

            急登60度 R3.5.04 

 そこで、4キロほど先の九谷ダムコースから入ることにした。
 このコースは、2度ほど下ったことがあり、一度登ってみたいと思っていた。しかも、前山ピークに直登できる。じつは富士写ケ岳にはピークが2つある。前山は最高峰でないので、密になりにくい。そのうえ、残雪で真っ白の白山展望が抜群である。下の写真で、右手前の黒い山は、大長~赤兎~経ヶ岳。

            前山から白山 大長山 R3.5.04

 登山道は、我谷コースより整備されていた。しかも3/5あたりから上は、シャクナゲロードの盛りであった。登山者も圧倒的に少ない。登りですれ違ったのは3~4組で、前山ピークには本物の頂上から溢れた人が、ちらほらいるだけであった。やはり本頂上は、混雑で足の踏み場もなかったといいう(大病院よりはましかも)。

            シャクナゲの道 R3.5.04           

 登山にかかった時間は、登り2時間、下り1時間10分であった。
 思い知ったのは、下りの敏捷性が無くなったことである。我ながら、モタモタしている。モタモタ急いで下るので、膝に衝撃がかかる。下山したときは、とうとうひざを痛めてしまった。

 この大きな要因は、この2年間、登山を自粛してしまったことである。
 間違いなく、あらゆる自粛が、日本人の健康寿命を削っている。コロナ感染より深刻である。

テスラ社の失敗

 日本がどん底に落ち込んだ大きな要因は、社会が失敗を許さない姿勢にある

 先月17日、運転席が無人だったと思われるテスラ車が事故を起こし、乗っていた2人が車の中で死亡した。事故を起こしたのは2019年式「モデルS」である。死亡したうち1人が助手席で、もう1人は後部座席で発見された。高速での走行中にカーブを曲がり切れず、木に激突・炎上したらしい。
 本来、運転者がいないと動かない「オートパイロット」(半自動運転機能)を、何らかの方法で動かしていた可能性が高いとされている。

 いまのところ、テスラ社のイーロンマスクCEOのコメントは聞いていない。「オートパイロット」が作動していなかった可能性もある。
 この事故の前マスク氏は、自動運転中のテスラ車が事故に遭う確率は、普通運転の車の10%に近づいているとツイートしていた。
 日本でこんな事故があれば、メーカーはただでは済まない。

               事故② H31.3.18

 しかし、イーロンマスク氏なら、このような事故は織り込み済みだったに違いない。
 テスラ社はこの事故を分析し、こんどはより安全な自動運転車ができる。
 そもそもカリフォルニアでは、自動運転者が1000台以上走っている。その安全性は人間以上である。2019年に州当局が発表したところでは、110台が230万キロ走って、人が介入した回数は110回しかなかったという。じつに、1台2万キロに1回である。地球半周分で、私自身の4年間の走行距離を超える。
 これなら、並の運転手よりよほど安全である。

 どのようなことも、実際行動すれば、失敗はつきものである。まして、最先端の技術を駆使するものなら、失敗しないほうがおかしい。件の無人運転車も、市場に投入するまでには、無数の失敗を繰り返したはずである。
 テスラ社だけではない。中国も同じ姿勢である。

               自転車事故賠償金 R2.2.21

 もし、日本でこのような事故が発生したら、10年は路上運転が禁止されるに違いない。実際もんじゅが、配管破断や投入事故で、それぞれ10年以上もストップした。福島の原発事故では、それこそ世の中が終わったような騒ぎとなった。
 こんなことでは、世界の技術進歩に、日本が太刀打ちできるはずがない。


 いまでは国民の多くがコロナ脳に罹り、あろうことか、中国の手先となってオリンピックの中止を叫んでいる。
 日本が、先進国クラブで、どん底に落ち込んだ大きな要因は、このゼロリスクを求める、失敗に対する姿勢にあることは間違いない。

通院で体調を壊す

 医師を専門に閉じ込めておくから、医師の谷渡りと医療崩壊が無くならない

 PCR検査をバカにしたり、路上飲みを肯定する私も、(トータルリスクを最少にするため)感染症には人一倍気を遣っている。人ごみでは必ずマスクをつけ、なにかに触ったら手を洗う。大声を出さない、(醜い)顔と顔をくっつけないなどである。

 ところが先日、コロナ感染非常宣言中の福井市にある大病院へ行ったら、長時間の検査回しと人混みでの待機で、体調を崩してしまった。喉が腫れているから、コロナ感染の可能性もある。
 その顛末記である。



 4月27日、8時前に病院へ入って紹介受付の受付を行った。そこからが悲劇(喜劇)のはじまりであった。
 紹介受付の受付で10分待機~紹介受付~移動~泌尿器科受付~移動~採血受付~1時間待機~採血3分~移動~内科受付~20分待機~診察5分、エコー検査案内~移動~エコー検査受付~1時間待機~エコー検査等実施40分~移動~内科受付~20分待機~内科診察2分終了~移動~泌尿器科受付~10分待機~診察1分~15分待機~会計計算~移動~自動会計で、ようやく落着した。
 大病院なので、1回の移動も50~100Mはある。

 病院に入ったのが、7時50分、会計を済ませて玄関を出たのが12時40分。約5時間も右往左往しながら、3密状態の病院に籠る羽目になったのである。
 体の弱い老人が、これで病気にならないほうがおかしい。

               ゾンビ

 従来は泌尿器科だけで、採血待ち1時間、結果待ちで2時間待機、医師説明1分という、単純ながらムダの権化のような医療を受けていた。これを年3回、10年も続けている。
 この3時間の待ち時間を有効活用しようと、そこに内科の受診を入れた。
 ボケっと2時間待っていることはなくなった代わりに、専門医と検査の谷渡りがすさまじい。
 こんなややこしくなるとは思わなかった。採血が2回あったらパンクしていた。
 おまけに待ち時間には、大勢の老人患者に囲まれる。これだけ密なら、コロナ感染者5人や10人との接触は避けられない。


 検査機器による数値が絶対指標になり、医者のスキルが表に出なくなった。
 検査装置を駆使した、この程度の診察なら私でも出来そうである。まして、医師免許を持つ人なら、多少専門分野が異なっても、診察できないわけがない(診察・治療が確立しつつあるコロナ感染も同じはず)。

 医師を専門に閉じ込めているから、いつまでたっても患者による医師の谷渡り負担と、医療崩壊の危機が無くならないのである。
 ましてやワクチン注射などは、自分でも打てるはずである(覚せい剤と同じ?)。

小林化工不祥事の根本原因

 明日(29日)、厚労省の闇と社会心理を抉る記事が出たら、福井新聞を再評価したい

 あわら市の小林化工では、水虫薬から健康被害者が出たことをきっかけに外部調査が入り、内部問題がつぎつぎ明るみに引き出されている。これがあまりにひどいということで、生産停止に追い込まれ、この会社は存亡の危機に瀕している。
 この問題は、事情がよくわからなかったので、これまでブログ発言を控えてきた。

 ただ福井新聞で昨日(27日)から、小林化工の異物混入問題の連載をはじめている。この記事で、大まかな内容をつかむことができた。

 まず27日の記事「上」は、問題発覚のきっかけとなった水虫薬への異物混入のいきさつを解説していた。調合する原薬成分の中に、誤って混ぜてはならない成分が入ってしまい、ダブルチェックや試験機の異常をすり抜けたいきさつである。わざと間違えたふしも見られるという。
 さらに県や厚労省の調査では、じつに1/3を超える製品が、承認書とは異なるつくり方をしていたらしい。記録をつくり直すなどの悪質なねつ造もあったという。

 本日(28日)の「中」記事では、その原因として小林化工の管理体制のずさんさが挙げられていた。
 薬剤を生産・販売するためには、その成分や製法を明記した承認書を厚労省に提出し、承認を受けなければならない。小林化工は、まだ練れてない製法や、捏造検査による承認書を出していた。業界優位に立つには、スピードが求められるためである。
 厚労省の承認には、時間とお金がかかり、変更承認もややこしい手続きが必要である。

 もちろん、決められた製法を勝手に変更したり、とくに検査記録を改ざんするなど、もってのほかである。これについては、弁解の余地はないし、さすがの私も擁護しようとは思わない。

                見ザル

 しかし、その原因はなにか。
 真の原因を無くさなければ、小林化工を潰しても、また日本で同じことが発生する。

 まず外部調査報告書では、「承認書と齟齬した製造や、手順が管理されていない状態が放置されていたから発生した事故で、経営陣の無為無策」と断じている。
 そもそも、人や機械は必ず間違える。すべては、そのリスクと利益のトレードオフである。そして間違いや事故があったとき、同じようなことを、何度も繰り返さないようにすることが、なによりも大切なのである。
 つまりきちんと再発防止策を取れるかどうかが問題であって、それを確実にできる組織づくりが経営者の最大使命ともいえる。
 したがって報告書が、経営陣の無為無策を指摘したのは当然である。

 
 さらにその根本となる問題がある。
 製品の成分や製法は、現場改善の最たるものである。まともな作業者なら、決まった作業の繰り返しを良しとしない。最初は完璧に思えた製造方法でも、現場で作業していけば、いくらでも改善案が出てくる。むしろ承認書どおりにつくると、かえって欠陥となることもある。
 その場合、いちいち承認機関に変更申請を出し、数年間も不自然な製法を続けるのは忍びないであろう。その間にも、製法の改善はどんどん進む。
 気の利いた管理者が、ここで「裏手順」なるものを作成し、それをつかい始める。
 いったん、「裏手順」でつくり始めたら、もう後戻りはできない・・・  泥沼にはまる。

 新聞記事で触れているように、承認書の変更は、数年単位での時間がかかる。そこにはお金も絡む。私の経験でも、世の中にはしょうもないことで、時間やお金を費やすことが多い。
 すなわち、医薬品の製造許認可のしくみそのものが、バカ正直に延々と一つ覚えを繰り返すか、気の利いた「裏手順」の作成を促すか、このどちらかを強いているのである。

                ガマの油

 したがって、
 「中小企業経営者の無為無策」という失敗を、2度と起こさせないためには、どうしたらいいのか。
 ここで終わったら、再発防止にならない。
 まず変更手続きの簡素化と、さらに事後承認が安易にできるようにすることである。文書第一主義も見直したい。そしてそれには、現場を熟知した目利きのできる審査官が必要である。

 今回はもしかしたら、現場を知らないお役人の作った承認のしくみが、小林化工を追い込んだという要素もあるのではないか(弁護しているのでなく、再発防止策を提案している)。
 そしてこれは、薬剤の許認可権という、厚労省お役人の天下り問題と大きく絡んでいる。


 福井新聞の明日の「下」は、そこまで踏み込んだ記事かどうかに注視したい。
 調査報告書をなぞった上っ面の報道で、小林化工だけの不祥事で終わらせては、また同じことが発生する。むしろ同じことはいまも発生している可能性がある。別な会社では、力のある厚労省の天下りが、もみ消しているのかもしれないのである。
 そしてその背景には、われわれ国民の「失敗を許さない社会」があるはずだ。

 もし29日に、その闇と社会心理を抉る記事が出たら、福井新聞を再評価したい。

正義のミカタ

 自分と同じような意見ばかり聴いているのでは、原理主義になってしまう

 正義のミカタという、バラエティ番組がある。
 各分野の専門家やお笑い芸人が、わかりやすく時事問題を解説するものである。朝日系にしては珍しく、右寄り専門家の発言が多い。それに加え、当意即妙な司会と、専門家や芸人との掛け合いが非常に面白い。いまのTV番組のなかでは、いちばん優れていると思う(その他がひどすぎるのだが)。

 私がこの番組をこれほど評価するのは、中国に対する外交姿勢、新型コロナ、温暖化、財政問題など、出演する専門家の意見がほぼ私と同じだからである。


 たとえば、
 医療崩壊の原因は医者の分業化にあるということは、私も繰り返し述べていた。検査についても、欧米の人口当たりコロナ死者は日本の20倍で、感染者数は15倍である。すなわち日本は、感染者に対するPCR検査数は決して少なくない(もっとも検査を重視するのは愚の骨頂)。

 また温暖化対策において、狭い日本で、面積当たり太陽光パネルはすでに世界一となった。さらに森林破壊までして進めている。こんな再エネより、原発開発を優先すべきなのは当然である。
 福島の処理水放出を中国(韓国)がしつこく咎めるのは、日本の原発稼働を阻止し、国力を衰退させようとしているからである。日本で原発反対を叫んでいるのは、中国の息のかかった連中と、彼らに放射能不安を刷り込まれた放射脳患者しかいない(それが大多数なのが問題)。

                ションベン小僧 H29.1.07    

 ここで注意しなければならないのは、自分と同じような意見ばかり聴いていてはいけないということである。私のようなひねくれた論説でも、TVやネットを探せばいくらでもある。それに心地よく浸っていたのでは、原理主義になってしまう。
 まともな反証がない論拠は脆い。

 したがって苦痛でも、あえて他の番組を見ることは多い。
 TVはたいてい私の意見とは反対である。どう考えてもまともでない。
 たとえば別の番組で見た、小泉環境相の発言はひどかった。「再エネ」の一つ覚えで、竹内純子氏が問題点を指摘しているのに、全く耳に入らない。ひたすら自分の世界に没頭している。総理大臣を引退した、父親譲りの頑固さである。頑固なのはいいが、現実をみないポエムに浸っているだけなのは困る。
 
 メディアのほとんどは、ポエム大臣のように、耳障りのいいことしか言わない。他方で、不安を煽る言説は受け入れられやすい。日本は、こんな記事や番組ばかりである。
 日本人の多くが、コロナ脳や放射脳に罹患するのは必然であった。
 人々は目に付きやすい印象・思考に流されやすく、それを修正するのは容易ではないのである。

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  佐治 眞悟

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