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つまらない芥川賞小説(27年6月7日)

 芥川賞のような権威ある受賞作は、読み易かったり面白くてはいけない

 今年こそ芥川賞受賞作を読んでやろうと思い、掲載された雑誌のページを開いた。小野正嗣氏の「九年前の祈り」である。ふつう小説なら、最初つまらなくても、2~3㌻読み進んでいくうちに引き込まれる。ところがこの小説は、それ以上5~6ページまで読んでも感情移入できない。なぜこんな苦しい思いをしてまで、読まなければならないのか。

 あとはななめ読みである。感動どころか、なにを言いたいのか、何が面白いのかさっぱりわからなかった。

 それでも、昨年の受賞作(abさんご)よりいい。あれは外国語みたいで、取りつく島もなかった。数年前やっとの思いで読んだ「共喰い」は、感動どころかグロテスクで、悪感情しか残らなかった。
 芥川賞というのは、人を読書嫌いにさせるためにある。

 なぜ、芥川小説は面白くないのか。
 ひとつは、私自身に、小説の感性を受け入れるだけの情緒がないからである。

 もうひとつ理由がある。
 芥川賞のような権威ある受賞作は、あまり簡単ではいけない。わざと一般の人には読みづらくさせ、作家という「専門家集団」だけのものにしておく。普通の人が簡単に評論できるようでは、専門家の権威が落ちる。

 そういえば、役所の作った法律やガイドラインも、やたらと難しい。これも、その道の専門家以外に理解できてはいけないのである。
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