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JRのニアミス(27年5月25日)

 人は必ず間違う。重大事故につながるところでは、人の判断力だけに頼っていてはいけない

 3日ほど前、JR長崎線肥前竜王駅で、下り博多発長崎行き特急「かもめ19号」が、上り長崎発博多行き特急「かもめ20号」の停まっていた待避線に進入、緊急停止するニアミスがあった。衝突は回避したが、93メートルの距離で列車は向かい合わせになった。
 運転手が止めなければ、正面衝突である。もっとも、待避線での衝突だから、それほどスピードが出ていたわけではない。

 いきさつはややこしい。まず19号が走行中異常を感じて緊急停止。そのとき20号は待避線に入っていた。指令室は赤信号で19号を止めている間に、手動でポイントを切り替える予定だったのだが、19号の緊急停止位置がやや赤信号を超えていたため、運転士には見えなかった。そのためポイント切り替えが間に合わず、20号の停車している待避線に入ってしまったという。

 司令室との食い違いから発生したものとすれば、明らかにヒューマンエラーである。もしそうなら、このような事故は必ず起こる。人は必ず間違うからである。重大事故につながるところでは、人の判断力だけに頼っていてはいけない。
 このニアミスを好機として、根本的なポカ除けの仕組みを取り入れる必要がある。待避線に車両が入っている場合には自動的にポイントが外れるなど、物理的に車両が入らないようなしくみである。もちろん、経済性を考慮する必要はある。

 しかしJRほどの組織なら、当然これぐらいのことはできていると思っていた。JRですらこの程度ということは、まだまだ世の中にはカイゼンの余地が、充分あるということである。知恵のある高齢者の出番である。
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