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原油安はカミカゼか(27年3月10日)

 中東の化石燃料に依存している日本は、きわめて危ない橋を渡っている

 昨年来、原油の価格が大幅に下落している。昨年半ばには、1バレル100ドルを超えていたのが、今では40~50ドルで推移するようになった。昨年10月ごろ経済評論家が、30%は下がると言っていたのが、それ以上の下落である。

 そのためガソリン価格も一息ついている。以前からの契約購入のため一気には安くならないが、化石燃料に頼っていた電力会社の経営も落ち着く。
 昨年の消費意増税で停滞していたアベノミクスも、回転を始めた。まさに「カミカゼ」である。

 しかし、原油価格の下落はいいことばかりではない。誰かにいいことは、誰かに悪いことである。すなわち、産油国にとって原油価格が半分になれば、収入は半分になる。
 そうなるとどうなるか。

 藤和彦氏(世界平和研究)たちによると、逆オイルショックが起きると言う。
 すなわちサウジアラビアなどは、潤沢なオイルマネーを配分することによって、治安を維持していた。それが持たなくなる。産油国の治安が悪くなると、中東全体にISISのような組織が大発生し、大混乱に陥る。当然、まともに原油輸出もできなくなる。
 中東の治安維持に、アメリカはもう当てにならない。

 そうなると日本は、いくらお金を出しても石油が入らなくなる。日本経済は破たんし、大量の餓死者が出る。
 カミカゼはいつまでも吹いていない。いまのような中東の化石燃料に依存している日本は、なんと危ない橋を渡っているのだろうと思う。
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