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爆買い(27年2月26日)

 「爆買い」で潤うのは、販売業者と安くていい商品を購入できる中国人観光客である

 円安で、日本に来る中国人旅行者が増えた。今年も19日に始まった春節で、中国からの観光客が次々と来日した。観光客がバスを連ねて、家電製品から化粧品、目薬、雑貨や菓子などを大量に購入する。訪日外国人向けの量販店は、このような「爆買い」の客でにぎわったという。

 小売り店舗にとっては、2月は売り上げが落ち込むだけに、ありがたいお客である。
 三越伊勢丹ホールディングスでは、18~22日の5日間の免税売上高が急増した。三越銀座店が前年比3.3倍、伊勢丹新宿本店が2倍となったという。また訪日外国客販売好調を受けて、子供服ブランド「ミキハウス」の三起商行は、従業員に総額3億円の臨時賞与を支給するという。

 たしかに、流通段階で活気が生じているのはいい。小売業者は、ものさえ売れれば儲かる。
 しかしこれがほんとに日本経済のためになるのだろうか。

 中国人が日本で電化製品を「爆買い」するのは、それが中国より安いからである。中国で例えば2万円で売られている同じ電気釜が、日本では1万円で買える。これでは日本のメーカーは儲からない。
 しかもこれらの製品は、ほんとに日本でつくられているのか疑問である。日本製でも、中国でつくられているものもかなりある。

 数年前、日本で「エコポイント制」が導入されたときも、省エネ家電はバカ売れした。
 ところが、小型から大型テレビに乗り換える人が増え、トータルで省エネにはならなかった。しかも国内でつくる家電製品は激減していたため、「エコポイント」による財政支出のお金は、かなり中国に流れてしまったという。結局、「エコポイント」はなんだったのか。

 「爆買い」でほんとに潤っているのは、いったい誰なのか。もちろん一番得しているのは、安くていい商品を購入する中国人観光客なのかもしれない。
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