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不健康寿命と介護(27年1月23日)

 萎びた老人を10年以上にわたって、面倒を見ていくだけの余裕は、どこの世界にもない

 
 日本人の平均寿命は、男性80.21歳、女性86.61歳(平成25年)で、いずれも過去最高を更新した。ところが、健康寿命は、男性70.4歳、女性73.6歳(平成22年)である。健康寿命というのは、「日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと」である。

 じつに10年以上にわたって、自立した生活ができない期間があることになる。もちろんその間、誰かが支えていかなければならない。
 特別養護老人ホーム(特養)など、介護施設の職員不足が大都市を中心に深刻になっている。

 子供ならいい。かわいいし、将来の楽しみもある。
 だが、醜い萎びた老人を10年以上にわたって、面倒を見ていくだけの余裕は、どこの世界にもない。介護手段の圧倒的な革新があれば別である。それがなければ、人手が必要である。ざっとみて、一人が介護できる老人は4~5人であろう。 つまりそれだけの働き手が、後ろ向きの仕事にとられてしまう。

 ざっくりと、年代ごとの働きをみよう。
 ①0歳~12歳(助けを必要とする)、②12歳~24歳(自分のことだけ)、③25歳~64歳(他人の世話ができる)、④65歳~75歳(自分のことだけ)、⑤75歳~85歳(助けが必要)

 5段階評価に近い。
 それでも、「③他人のお世話ができる」の人たちが、①と⑤の人々の面倒をみるとしたら、ざっと40人が20人の面倒をみることになる。団塊及び団塊ジュニア世代が⑤に入ったら、1対1ぐらいになる。

 30年後には、日本の生産年齢人口③のほとんどが、介護という非生産的な仕事をしなければならないのである。苦しいが、ここを乗り切らなければ、日本は潰れる。
 具体的には、若者は一所懸命働き、老人は早く死ぬことである。間違っても、移民を受け入れてはいけない。

 そして、団塊の世代が死に絶えた後には、バラ色未来が待っている。
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