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車の安全装置(12月30日)

 エアバックやシートベルトのために亡くなった人は、その100倍もの命を救っている

 「タカタ」製のエアバックの不具合が世界中で問題となっている。事故は10~20件ぐらいとはいえ、安全装置が凶器になるということで、騒ぎが大きくなった。

 一方、交通事故総合分析センターによると、日本で平成25年中に発生した交通事故は、66万5138件で、死亡者数は、4411人である。
 負傷者数は82万5396人ということだから、およそ83万人が1年間に人的被害を受けている。死亡者数は1970年の1万6765人を最高に激減しているが、件数はそれほど減っていない。

 このことは、我々の知人縁戚を15人として、10年に1回はその中のだれかが、交通事故で人的被害を受けているということになる。届を出さない物損事故を加えれば、その10倍以上はあるはずだ。おそるべき確率である。
 
 さらに事故一歩手前をいれると、ハインリッヒの法則から、その30倍はあることになる。
 すなわち日本人すべてが、日常的に交通事故のリスクと接していることになる。

 私自身もこれまで、物損事故は何度も起こしたし、交差点で、危機一髪で子供をはねようとしたこともあった。

 そこで、工学的に車の安全を高める工夫が取られている。自動停止はもちろん、自動運転の車両も開発されている。
 もちろん、これらが普及しても100%安全ではない。

 問題のエアバックの破裂事故、シートベルトをしていたための事故もある。エアバックによる死亡事故は、タカタ製だけではない。自動停止機能付きの車両にしても、前から来た車を感知して止まってしまい、避けられず衝突することも考えられる。

 それでも、それらの安全装置のために助かった人は多い。
 安全装置の事故で亡くなった人の100倍以上の人が救われているはずだ。明らかにリスクが小さくなるから安全装置をつけるのである。

 どんなものにも必ずリスクはある。大切なことは、そのリスクを可能な限り小さくすることである。絶対にゼロにはできない。ゼロリスクを求めたら、生きてはいけない。
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