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表現の自由(12月27日)

 いくら表現の自由だと言っても限度はある。 結局、得をしたのはソニー・ピクチャーズである 

 『ザ・インタヴュー』というソニー・ピクチャーズの映画をめぐり、国際紛争が起こっている。
 この映画は、アメリカのジャーナリストが金正恩を暗殺するというコメディである。これが、「首領様」を愚弄するものだとして、北朝鮮が反発した。ソニー・ピクチャーズに対し、情報流出などのハッカー攻撃を仕掛けたという。
 ソニー・ピクチャーズが映画公開を見送ったことから、表現の自由を巡って外交問題となった。
 
 オバマ大統領の懸念からはじまり、北朝鮮のネット接続ができなくなるなど、応酬がやまない。

 アメリカのような歴史の浅い国なら、大統領がバカにされることはしょっちゅうある。これまでハリウッド映画でも、いくつもあった。
 だからアメリカでは、この件に関して多くの人が北朝鮮に対して冷たい。アメリカに追随する日本のマスコミも同じである。ソニー・ピクチャーズに対しても、北朝鮮の「圧力」に屈したとして、批難が集まった。
     
                山の神
          
 しかし、北朝鮮の言い分にも一理あるのではないか。
 いくら、コメディだからと言って、自分たちの崇拝している「首領様」が貶められたのである。いい気分はしない。(内容を見ていないので、どんな程度かはわからないが)
 
 もし、日本の天皇が海外のメディアによって、茶化されたらどうか。
 かって、韓国の李明博大統領は、「日王(天皇)は、大韓国民に心から土下座するのなら勝手に来ればいい、重罪人に相応しく裸にして手足を縛って頭を踏んで地面に擦り付けて謝らせてやる」といって、日本国民の怒りを買ったことがあった(ハッカー攻撃までやったかどうかはわからない)。

 北朝鮮の人民にすれば、首領様は日本の天皇と同じである。
 さらに、ローマ法王が愚弄されたら、世界はどう思うか。

 いくら表現の自由だと言っても、限度はある。何でも好き放題にしていいものではない。モノはほどほどである。

 結局、映画は公開され、ネットでも配信されることになった。
 そして、この騒動で一番得をしたのは、ソニー・ピクチャーズであろう。こんな騒ぎを起こさなければ、誰も振り向いてくれなかった。あの映画は、制作費50億円もかけた割にはつまらなかったという、もっぱらの評判である。
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