FC2ブログ
RSS

年金制度は破たんしない(11月18日)

 GPIFが抱えている130兆円は、むかし団塊世代以上がブラック企業で働いて貯めたお金である

 先週15日のNHK「ニュース深読み」では、年金マネーを運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の、運用方針の変更を取り上げていた。リスクが低いとされる国債での運用を減らし、国内株や外国株への投資を、全体の50%にまで増やすという。

 運用が失敗したらだれが責任をとるのか、ということが問題になっている。しかもGPIFの運用原資は、民間の年金積立金である。GPIFの前身である「年金福祉事業団」は、ずさんな運用で解体された。人の金を運用するのだから、腹は傷まない。GPIFも同じである。
 問題なのは、公務員の共済年金だけが別枠で、絶対安全なところに置いてあることだ。

 これらを含めて、年金を払う人、貰う人の双方から、年金制度に対する反発の声が出ている。

 しかし、もともと年金の基礎部分である国民年金は、生活の補助と考えるべきである。
 人は死ぬまで働くことを前提として、世の中は成り立っている。今のように、大量の高齢者があふれるような世界ではなおさらである。何もせずに若者の給料分の年金をもらうなど、原理的に成り立たない。

 年取って多少稼ぐ力が衰えても、1日千円程度の国民年金さえあれば、食っていける。昔でも楽隠居ができるのは、ほんの一部であった。厚生年金や共済年金は、会社や役所という組織でしか働けない人のための、例外的な「生活保護」でしかない。

 したがって、年取って働きたくなくなったから、(自分が払った以上に)生活できる金を工面しろというのは、厚かましく虫のいい話である。

 また、GPIFが年金をどのように運用するかは、大きな問題ではない。どのように運用しても、必ずリスクは発生する。たとえ国債中心で運用したとしても、インフレになれば目減りする。その金額は、株の損失より大きいかもしれない。
 いずれにしろ、不労所得などいい加減なものである。あてにしてはいけない。

 そもそも、年金の受給額が減っていくのは、すべての人がわかっていた。「100年安心」など無理なことは子供でも分かる。都合のいい言葉しか聞かず、自分の頭で考えない人ほど文句ばかり言う。
 原発の安全神話に騙されたふりをして、たかる人々も同じである。世の中に絶対安全などというものがあるはずはない。

 いい加減、被害者面ばかりして文句ばかり言わず、少しは自分で稼いだらどうかと思う。

 なんだかんだ言っても、むかし団塊世代以上がブラック企業で働いて貯めた130兆円を、GPIFが抱えている。たとえ年金制度が破たんしても、日本にはこれ以上の財産がたっぷりある。
 それに、金持ち老人に払う年金はほとんど貯蓄されるから、いくらでも国債に変換できる。お金は蒸発しない。財政赤字を積み増せばいいだけである。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :