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木材利用のバイオエネルギー(11月15日)

 バイオマスは、エネルギー全体では、補助的な役割しか果たすことができない

 日本は、国土の67%が森林面積を占める世界有数の森林大国である。年間の森林成長量は、8000万㎥/年で、これはほぼ国内の木材需要と同じである。
 ところが、国内で使われている木材の80%は、輸入に頼っている。
 つまり国内では、毎年6400万㎥の森林が増えていることになる。そこでこの増加する分を、エネルギーに転換しようとする動きがある。バイオエネルギーである。

 ではこの6400㎥は、どれくらいのエネルギーになるのだろうか。石油に換算してみよう。
 同じ体積での、木材のエネルギーは石油の1/3とされる。したがって、木材の年間成長量6400万㎥は、石油の2100万㎥と同じくらいである。
 
 年間原油輸入量は2億㎥/年強であるから、木材の年間成長量すべてをエネルギーに転換したとしても、日本で使っている石油エネルギーの1/10にしかならない。もし、石油の代わりに木材を燃やすと、日本の山はあっという間にはげ山になってしまう。

 したがってこのバイオマスは、エネルギー全体では、補助的な役割しか果たすことができない。 皆が集中すると大変なことになる。太陽光発電の2の舞である。
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