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経ヶ岳登山(10月30日)

 山に登るだけでも大変なのに、御嶽山に連日登山し、捜索という重労働を行うなど人間業ではない

 秋晴れの29日、たぶん今年最後の登山を行った。日本300名山のひとつ、大野の経ヶ岳(1625M)である。経ヶ岳の山名は、昔一向一揆で平泉寺が焼き討ちにあったとき、宗徒が経文をこの山頂に埋めたという伝説からきている。

 ところで、先だって御嶽山で水蒸気噴火があり、50名以上の人が亡くなったばかりである。
 この山も火山である。山腹の六呂師は、噴火の時に岩屑流が流出してできた高原である。ここで噴火に遭ったらお陀仏である。もっとも噴火に遭う確率は、宝くじで3億円当選するよりはるかに少ない。それより今年は、クマの当たり年である。このクマに会う確率でさえ、宝くじより少ないそうだ。
 
 登山口は、最初法恩寺林道口から入ろうと、林道入り口まで車を進めた。これなら歩行時間を1時間ほど節約できる。ところが、工事で通行止めという看板(ほんとか?)があったので引き返し、通常の「青少年自然の家」の脇から入った。そこには、登山届出記入のボックスがある。噴火があってから計画書を出せとうるさいので、久しぶりに書こうと思ったが、用紙がなく断念。

 山道の入り口は、駐車場から車道を少し歩いたところにあった。その車道から入る登山口が、いくつもあってわかりにくい。P1と書かれているオリエンテーリングコースから入ってしまった。さすが「300名山」。「100名山」との差は、ここにある。

 法恩寺山林道入り口 H26.10.29撮影  青少年自然の家駐車場付近 H26.10.29撮影   正規?の登山口(青少年自然の家から徒歩10分) H26.10.29撮影

 それでも快晴の一日、周辺の絶景と紅葉の終わりを楽しみながら、4時間で頂上に着くことができた。ほとんどがブナの紅葉であるから、真紅ではない。近隣の山では、3の峰チブリ尾根の紅葉の方がきれいである。11月にはいると、低山(365M)ながら文殊山もそこそこである。
 コースでは、最後の登りがとくにきつい。急峻で滑りやすく、疲労困憊した身には滑落の危険すら感じる。下まで落ちたら、這い上がる元気はない。

 紅葉の登山道 H26.10.29撮影  杓子岳近辺より経ヶ岳 H26.10.29撮影  杓子岳の下りから経ヶ岳 H26.10.29撮影

 頂上に登ると、加賀白山はもちろん、例の噴煙を上げる御嶽山もくっきり見えた。
 頂上広場で、茨木のご夫婦に出会った。2人はすでに100名山を制覇し、経ヶ岳のような300名山まで登っているという。毎年200回以上は山に入り、昨日は冠岳と刈込池を踏破、明日は富山の金剛山に登るそうだ。私と同じような年代なのに、この経ヶ岳も3時間足らずで登ってしまったという。

 経ヶ岳より白山 H26.10.29撮影  経ヶ岳より御嶽山噴煙 H26.10.29撮影

 そのご主人はしきりに、御嶽山の捜索中止を「まだできるのに、やる気がない」と言って嘆き、捜索隊を非難していた。
 私に言わせれば、山に登るだけでも大変なのに、あの御嶽山に連日登山して捜索という重労働を行うのは、人間業ではないと思っていた。でも、このような超人的な人ならできるかもしれない。「では、あなたがやってください」と言おうとしたが、恐そうなのでやめた。
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