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女児遺棄事件(9月27日)

 この事件によって、地域の「変人」が魔女狩りに会うことを危惧する。「変人」と「天才」は紙一重なのだ

 神戸市長田区の小学1年、生田美玲さん(6)の切断された遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で、君野康弘容疑者(47)が逮捕された。

 これに関して、いくつか心配なことがある。

①わざとらしい証拠品の出現
 死体を入れた袋の中から、容疑者名の入った診察券やたばこの吸い殻が出てくるのは、あまりにわざとらしい。推理ドラマを見慣れたものにとっては、「真犯人」に嵌められたか、無理やり警察に犯人に仕立てあげられたとしか思えない。
 それでも現実には、彼が犯人である可能性は高いだろう(これが思い込み?)。

②生活保護の受給
 つぎに、彼が生活保護を受給していたことである。
 47歳で、殺人までできるような男に、なぜ生活保護まで与えなければならないのか。生活保護の支給基準が、おかしいのではないか。
 日本はいま、働く人がいないため、貿易赤字・経常赤字が深刻になっている。このままでは、遠からず破たんする。
 そんな非常時に、生活保護などとんでもない話である。

③国民の感情移入による死刑求刑
  また、この容疑者に対し、極刑すなわち死刑を望む声が多いことである。
  たしかに、小学1年の罪もない子供を殺したことは許せない。私自身も、できるならこの男を死刑にしたいと思う。
 そう思うのはわれわれが、女児に感情移入してしまっているからである。
  生田美玲さんが行方不明になってから、メディアは連日その可愛い姿とともに、捜査動向を報道した。遺体が発見されてからも、その活発だった過去の行動を映している。
 これでは、国民が身近に思うようになってしまう。当然、犯人に対する憎しみも増幅される。
 しかし、日本では年間1000件近くも殺人事件が起こっている。可愛くはなくとも、その一人一人に生田美玲さんと同じ、「物語」があるはずだ。
 たまたま、メディアに乗せられた時だけ、世論に合わせて厳罰に処するとしたら、いかにもまずい。裁判員になった人は、配慮してほしい。

④「奇行」をする人が抹殺されるようになる
 そして、容疑者が逮捕された後で、その「奇行」がつぎつぎ暴かれている。
 酒臭い息を吐きながら、通りがかりの女子中学生にたこ焼きをすすめる。通っていた病院看護師にいきなり「結婚してくれ」と迫る。通りがかりの小学生に唾を吐きかける。などである。
 水に落ちた犬を叩くみたいに、起こったことを大げさに吹聴しているように見える。

 この程度の「変人」は、どこの地域でもいる。その「変人」と「殺人を犯してしまう人」との間には大きな壁がある。予備軍だからと言って、社会から抹殺してはいけない。
 それに、「変人」でなくとも、殺人を犯す人は山ほどいる。
 これを機に、地域の「変人」が魔女狩りに会うことを危惧する。「変人」と「天才」は紙一重なのである。
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