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荒島岳中出コース(9月21日)

 100名山の名は、山の風格、雰囲気まで変えていく

 これまで荒島岳(1523M)は、勝原コースで5~6回登った。最近登山口が整備されたと聞いたので、今日は中出コースをとることにする。
 勝原コースの登山口は、158号線のすぐそばでわかりやすい。中出登山口は、どうか。

 自宅を6時50分出発。158号線を東に向かう。右に157号線の分岐をみて約5キロ、2番目の蕨生(わらびょう)の標識で右折。1.3キロほど進んでから左折、5~6百メートル先に中出登山口駐車場がある。7時35分。トイレは新しく、快適である。
 ただ、158号線からの右折地点がわかりにくい。昨日ネットで調べていなかったら、しばらくウロウロしたに違いない。

 7時45分、登山開始。車道を5分ほど歩いたところに、登山口の標識がある。そこから30分ほど林道らしきところを登って、やっと本格的な登山道になる。
 歩き始めて2.5時間で、小荒島(1175M)のピークである。勝原コースでは拝めないような、大荒島岳が迫っている。快晴で、加賀の白山連峰もくっきりである。

  中出登山口駐車場 H26.9.21撮影    小荒島岳から荒島岳 H26.9.21撮影 

 小荒島から20分ほど行くと、勝原コースとの合流点、シャクナゲ平だ。そこから頂上までは、モチが壁の急登。およそ300メートルの高度差。3時間歩いた後だけに、さすがにバテる。
 30年前は、小学1年の息子とホイホイ登った。最後に登った10年前も、こんなに大変ではなかったような気がする。

 それでも、歩き始めて4時間で頂上に着く。11時45分。休日の100名山だけあって、50人以上の登山者でにぎわっていた。まだ、どんどん登ってくる。大半は、勝原コースからである。

 頂上での大パノラマはどうだ。さすがに富士山までは見えなかったが、近くの白山連峰はもとより、北アルプス、乗鞍、御嶽、八ヶ岳までも遠望できた。眼下には、大野市や勝山市の市街が見える。
 しかも、無粋なコンクリートの建物が取り払われ、小さい祠が立っている。

  りんどうの群生 H26.9.21撮影    荒島岳頂上記念 H26.9.21 

 下りは、同じ道を2時間。

 中出駐車場に備えてある冷水かけ流しの足水が、疲れた足に心地よい。温水よりも清潔感がある。アイシング効果で、明日の筋肉痛が緩和される気がする。それにあがった後、足がホカホカする。こんなときは、「足湯」より「足水」のほうがいいのかもしれない。
 軽トラの地元の人が、ときどき水を変えてくれる。トイレの隣に、シャワーまで検討しているという。登山者にとっては、ありがたい。

  荒島岳頂上付近 H26.9.21撮影    中出駐車場にある足水 H26.9.21撮影

 以前登った時、荒島岳には100名山の風格は感じられなかった。
 低山ゆえの見晴らしの悪さ、勝原コースにあるスキー場施設や、頂上のコンクリート建造物などが、その威厳を損なっていたように思う。主たる登山口(勝原)が、ほんの国道沿いにあったのも、山岳気分を損ねていた。

 だが、100名山の名は地域を動かした。ブームにのって登山者が集まると、それに見合った整備や施設がなければ、かえって自然が壊れる。見栄えも必要である。100名山の名は、山の風格、雰囲気まで変えていく
 登山口の清潔なトイレの設置、登山道の整備、頂上らしさの演出。冷水の足水場の設置もその一つである。これからも、施設整備は進んでいくだろう。
 往復6時間強という、それなりにボリューム感のあるコースも、中高年には適している。

 これで、道路の案内がわかりやすかったら、もうすこし登山者が集まるであろう。また「中出」という名前がいい。
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