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海に2兆ベクレル???(9月10日)

 印象操作に煽られた国民を相手にしなければならない、いまの政治家に同情する

≪東京電力福島第1原発から放射性物質が海に流出している問題で、今年5月までの10カ月間に第1原発の港湾内に出たストロンチウム90とセシウム137が計約2兆ベクレルに上る可能性が高いことが7日、東電の資料などで分かった。9月8日時事通信より≫

 いかにもセンセーショナルな記事である。典型的な、印象操作の「煽り記事」にほかならない。
 案の定、この記事に踊らされた「安心人間」は、つぎのようなコメントを発している。

≪無策以外何物でもない、コントロール出来ているなんて言うのはもってのほか ≫
≪「アンダーコントロール」って言ったのは誰だったのでしょうか?≫
≪オリンピックなんてやってる場合じゃないんじゃない?!≫
≪これって今年一番のニュースだと思いますが。なぜもっと大々的に取り上げない。≫

 普通の人は、たいてい2兆ベクレルでびっくりする。だがこんなものは、大海原から見て、誤差の範囲にもならない。

 本来、海が自然の状態で持つ放射能の総量は、14ゼタ(1兆×10億)ベクレルである。(海水量140京トン、海水1㎏あたり10ベクレルとする)
 10か月2兆ベクレルの流出を、ずっと続けたとしよう。半減期を無視しても、50億年後にやっと濃度が2倍になるだけである。海の放射能濃度がいまの2倍だろうが、10倍(普通の人体の放射能濃度)になろうが関係ない。ましてそのころ人類はいないし、地球そのものの存在も怪しい。

 いつも言うように、いくら数字を挙げて大丈夫だといっても、信用しない。悲観的な情報ばかりを探して、だれかを生贄にしたがる。
 こんな愚かな国民を相手にしなければならない、いまの良識ある政治家に同情する。
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