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右脳と左脳(8月7日)

 慰安婦問題では、いくら客観的事実をあげて反論しても、世界の人々の心には届かない

 左脳は、思考や論理を司る。文字や言葉は、左脳によって論理的に分析され記憶される。ただ記憶エリアは、CPU のように一時保管するだけである。記憶する容量がいっぱいになると、前に戻って上書きする。長いセリフが覚えにくく、聞いた事を忘れるのはこのためである。

 右脳は、五感を通じた感覚・感性を扱っている。瞬時に、直感的かつ総合的に認識し判断する。右脳は左脳に比べ、大量の映像や音声情報を記憶する事ができる。その処理スピードも、左脳とは比べものにならないほど早い。

 いわゆる「見える化」は、この右脳の働きを利用し、人々に五感で訴えようとする。大量の情報を伝え、長く記憶にとどめておくことができる。人に伝えるためには、文字や言葉だけでは弱い。写真や映像、イラストなどのイメージ情報が、きわめて大切な所以である。

 そこで、慰安婦問題である。
 韓国は、慰安婦という人がいて苦しんだということを、視覚と情で訴える。若く、哀れな女性の像があれば、それで十分である。人々は、勝手に想像してくれる。そして、いまや「慰安婦」というのは、ホロコーストや黒人奴隷と同じ、「人道に対する挑戦」とまで見られるようになっている。

 それに対し、いくら客観的事実をあげて反論しても、世界の人々の心には届かない。大枚をはたいても、意見広告の実効性は少ない。むしろ反感を呼ぶ。かって、アメリカの慰安婦決議に対抗して、日本の知識人が「THE  FACT」という意見広告を出し、みごとに失敗した。
 たとえ聞いてもらえたとしても、理屈だけではすぐ忘れられてしまう。
 左脳へ訴える悲しさである。

 これは、原発、集団的自衛権、秘密保護法など、あらゆることにいえる。人々に共感を得てもらうためには、まず右脳を強烈に刺激できる情報を発信し、感情・感覚に訴えなければならない。

 したがって、「河野談話」でこじれてしまった慰安婦問題で、反転攻勢をかけるためには、根本的に戦略の再構築が必要である。
 たとえば、慰安婦像に札束をにぎらせ、その隣に痩せこけたイケメン日本兵を配置しておく。あるいは、世界の売春地帯に類似の像を設置する。・・とにかく、言葉よりイメージである。

 といっても、このような姑息な手段はあまりやりたくない。それよりもっと強烈な方法がある。

 ここでまた、マキャベリが出てくる。
 「君主は憎まれてはいけない、恐れられる存在にならなければならない」

 すなわち日本が、世界から恐れられる存在になることである。北朝鮮のように??
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