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個人情報はそんなに大切か(7月18日)

 無理に個人情報を守ろうとすれば、独自に情報を集めることのできる事業者が肥るだけでなく、人と人とのコミュニュティを削ぐことになる

 通信教育大手ベネッセホールディングスの情報漏えいが問題になっている。進研ゼミなどの顧客情報、最大で約2070万件が流出した可能性があるという。これを受けて、ベネッセは、200億円を用意し、謝罪に対応する考えを示した。

 2005年個人情報保護法の施行以来、このような情報漏えいが、事件として取り上げられることが多くなった。それ以前は、よほどのことがない限り問題とはならなかった。おそらく今でも、発覚した何倍もの個人情報が漏れているに違いない。たいていの場合実害がなく、漏れても気が付かないからだ。
 ベネッセの事件でも、だれがどんな被害を受けたのか?

 問題は、情報漏えいの中身である。組織としての情報や、銀行パスワードのような直接金銭に結びつくものは別である。単なる個人情報(住所、名前、年齢、経歴、血液型など)が漏れたとしても、私はほとんど困らない。いろんな団体、中学、高校、大学の名簿など、ダダ漏れである。
 困るとすれば、迷惑メールが増えたことぐらいか。怪しげな店へ夜な夜な通っているとか、頻繁にアダルトビデオを買っている人は、困るかもしれない。

 これらも恥ずかしいだけである。DVで別れた夫が、無理やり探し出すなどというのは、ほんの一部であろう(一部でないのなら、そのほうが問題である)。
 グーグルなどIT業者は、世界中のネットを扱う人の個人情報を、それこそ詳細に把握しているという。あらぬ画像や動画を閲覧している人は、気を付けたほうがいい(もう遅いけど・・)。大会社の内部で流通しているのなら、漏れているのと同じではないか。それに情報などは、絶対に漏れると思ったほうがいい。

 したがって、こんなものに神経質になる必要はない。
 漏れても困らなければいいのである。絶対になくならない「いじめ」をなくそうとするより、「いじめ」を苦にしなければいいのと同じことである。

 そして、無理に個人情報を守ろうとするほど、独自に情報を集めることのできる事業者を肥らせるだけである。何よりも、人と人とのコミュニュティがなくなってしまうのが怖い。
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