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炭素循環(6月30日)

 何はともあれ、1万年後に地球は人類の生存環境ではなくなっている

 私たち地球上の生物は、いろいろな循環の、微妙なバランスの上に生かされている。その代表的なものが「炭素循環」である。

 まず植物は、太陽エネルギーを用いる光合成によって、空気中の2酸化炭素(CO2)と水(H2O)から、自らの体つまり有機物(CH2O)と酸素(O2)を作り出す。
 私たち動物は、その有機物と酸素を取り込んでエネルギーに変換し、今度は2酸化炭素(CO2)と水(H2O)という形で自然に返す。それをまた、植物が取り込む。この循環がうまくバランスしており、現在の大気のCO2やO2(酸素)濃度が保たれている。
 したがって、いまの地球の生命活動は、大きくこの循環で成り立っている。

 CO2+H2O ⇔ CH2O+O2
 
 じつは、有機物(CH2O)のほんの一部は、海底などに蓄積される。それが還元され、化石燃料(CH2)となって、地下に蓄積されている。すなわち化石燃料というのは、数十億年前、地球の大気のほとんどが炭酸ガスで覆われていたころから、延々と植物がそれを吸収し貯めてきたものである。

 だから、石油や石炭、天然ガスは、地球が2酸化炭素(CO2)で満たされるまでの資源があることになり、いくらでも掘り続けることができる。もっとも、2酸化炭素(CO2)濃度(現在0.03%)が2~3%にもなれば、温暖化にならなくても環境は激変し、人間は窒息する。それまでには、1万年ぐらい余裕があるが。

 また、反応式でわかるように、大気中に2酸化炭素(CO2)が増えるということは、酸素(O2)が減少することと同じである。酸素濃度が18%になると酸欠状態になると言われるから、何はともあれ、1万年後に地球は、人類の生存環境ではなくなっている。
 そのころは、人類に代わってどのような生物が栄えるのであろうか。
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