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石垣周辺の観光報告!! (6月18日~22日の記録)

 先週 八重山の、西表島、小浜島、竹富島、石垣島を訪問した。3泊4日の旅行記録

 八重山諸島は、台湾のすぐ東100kmのところにあり、北東500 kmにある沖縄本島、さらにその北にある日本本土からは、1000 kmも離れている。中部国際空港から、3時間かかる。
 その旅行記の一部紹介。

【天候】
 天気予報(旅行日すべて「曇り時々雨」)に反して、実際は「曇り時々晴れ」であった。蒸し暑いのには閉口したが、いいほうにはずれたので喜んでいいのだろう。おかげで、ほぼ計画通りのスケジュールをこなすことができた。数年前に沖縄へ行った時も、雨の予報に反して旅行中すべて晴れであった。
 離島の天気予報は難しいらしい。意図的に悪い予報を出しているのなら問題である。

【旅行者】
 この石垣周辺の観光客は、珍しく60歳以上の高齢者はすくない。ざっと見たところ、30%くらいか。日本の他の観光地に比べ、圧倒的に若い人(20~30代)が多い。格安航空が利用できるようになったからかもしれない。多くは本土からで、近くの台湾からの団体も多いようだ。
 
 ただ、京都や湯布院のような観光地と異なって日帰り客がいないため、それほど観光客が目立たない。観光スポットへ行っても、お客が集まらないから、あまり土産物店がない。規制もあるのだろうが、けばけばしさがなく自然景観も満喫できる。お客の満足度も高くなる。観光振興のためには、このような離島は適している。

 ちなみに平成25年度で、石垣市への観光客数はおよそ93万人(今年は100万人突破を狙う)、消費推計額は約700億円である。ほとんどの観光客は連泊するから、金額も大きくなる(物価もやや高い)。ざっと観光客一人あたり75000円消費する計算だ。石垣市の人口は48000人だから、住民一人当たり140万円にもなる。

【観光スポット】
 八重山諸島は、国立公園で保護されているところが多く、勝手に船を出したり潜ったり泳いだりすることはできない。もっとも泳ぐだけなら、人のいないところでできるが、行方不明になってもわからない。
 だから基本的には、案内人付でのサービスを受けることになる。一人1日1~2万円ぐらいで、カヤック、沖釣り、ダイビング、パラグラーダーなどいろんな遊びができる。夜の歓楽街より安い。
 サンゴ礁の海岸線やマングローブの河を遡ってもいい。
 ほとんどの観光客は、八重山諸島の島めぐりを楽しむ。人口は西表島が2500人で、それ以外の島はせいぜい2~300人。観光客しかいない感じがする。

 人口集積地の石垣島は、周囲約80キロ。レンタカーでドライブしても、半日で回れる。ところどころにある高台の展望台では、青いサンゴ礁の海と周辺とのコントラストが圧巻である。売店は少ないが、不便を感じるほどではない。
 なんといっても、沖縄や本土の観光地のように観光客で埋め尽くされる感じがしない。かなりのリピーターが来ているようである。

   川平湾 H26.6.18撮影  カヤック H26.6.18撮影  西表島マングローブ H26.6.19撮影平久保崎 H26.6.20撮影  玉取崎 H26.6.20撮影  玉取崎 H26.6.21撮影

【宿泊施設】
 石垣島には、東横インやルートインのようなビジネスタイプが多い。我々が連泊したホテルもそうであった。このようなホテルでは、夕食は周辺の飲食店で摂ることになる。
 あわら温泉とまではいかなくても、日本式の旅館は一つも見かけなかった。もっとも、平屋建ての超高級リゾートホテル、あるいは個人の民宿なら、また異なるのかもしれない。最近、周辺の島に数か所リゾートホテルが建設された。星野リゾートも、3か所ほど進出している。
 
【飲食店、居酒屋】
 初日は、ナイトカヤックのためホテルへ着くのが9時すぎになってしまった。10時ごろホテル周辺の飲食店を探し、ようやく見つけたのが、深夜営業のラーメン屋である。15席くらいの小さな店で、60歳前後の店主は、2年前まで東京で飲食業をやっていたという。
 一人大ジョッキ2杯と泡盛のボトルキープ、デカ餃子、大皿ポテトフライ、石垣牛コロッケなどをつぎつぎ平らげた後、当地のラーメンで締める。相当飲んで食べて、9人で2.3万円。12時過ぎにホテルへ帰ってからも、ビールと泡盛のロックで管をまく。
 結果的に、石垣島で3軒入った店の中で、一番料理の腕がよかったと思う。

 2日目の夕食は、ホテル近くの郷土料理屋で、「高級料理」と「高級泡盛」をいただいた。めったに出ないヤシガニや何とかいう貝の刺身など、お店の薦めに乗って調子よく注文していたら、目の玉の飛び出るような請求書が舞い込んできた。

 3日目の夕食は、ホテルから徒歩10分で繁華街中心ビルの2階にある、薄暗い居酒屋である。
 じつはその日朝から、6人で釣り船をチャーターし、(尖閣まで一息の)沖合で30匹ほどの(名前はわからない)魚を釣った。それを持ち込んで、調理してもらったのである。尖閣までいければ、かなりの大物が取り放題らしい。
 刺身、から揚げ、焼き魚、煮魚、あら汁など、それぞれ5~6匹づつの魚料理を充分堪能できた。この魚以外には、何を食べたかよく覚えていない。3日目のお疲れもあって、アルコールも大して入らなかった。そのままホテルへ帰って、沈没。

  小物を釣ってしまったH26.6.20撮影  刺身とから揚げに H26.6.20撮影  焼きさかなに H26.6.20撮影

【夜のお店】
 2日目郷土料理屋での食事後、石垣市の歓楽街を散策した。規模は福井の片町の半分くらい。ガイドブックや案内パンフ紹介のスナックを覗いてみたが、満員だったり休業中で入ることができなかった。
 そこで、思い切って見知らぬスナックに飛び込んだ。人口5万人足らずの小さい島だけに、お互いの監視や抑止力が働いて、ボラれることはないと聞いたからだ。

 入った店は、「大ベテラン」のママさんが仕切る本格スナックであった。この地で50年営業しているという。やや若いホステスが2人ほど。我々以外に、京都からの観光客1組がカラオケ三昧。店では、いろんな銘柄の泡盛や地元のおつまみを、惜しげもなく提供してくれた。八重山の深い話も出た。
 3時間以上に及ぶ「濃厚」サービスにもかかわらず、一人5000円という「良心的」な価格である。
 残念ながら、「次回」はないであろう。今度行くまで、お互い命があるかどうかわからないような、老い先短い「一期一会」であった。
  翌朝、ホテルで目覚めると、頭にこぶができ、突き指していた。なぜだかわからない。

【水牛】
 八重山には黒毛和牛がいるし、水牛もいる。和牛と違って、水牛は人間に食べられることはない。生まれて1年から20歳位(人間で60歳)まで働いて、余生はのんびり暮らすそうだ(ほんとうは「石垣牛」として売られていると思う)。

 この水牛たちは20年間、何をして働くのか。ただひたすら「人間様」を運ぶ。水牛車には10人くらい乗れるので、30分くらいの遊覧で1万円稼ぐ。1日10回も仕事すれば、10万円のあがりになる。もちろん、すべて雇い主にピンハネされ、報酬は干し草だけである。
 我々はこの水牛車で、西表島から由布島までの400mの浅瀬を渡り、竹富島では村の道を練り歩いた。

 ところが、竹富島では水牛車の通りの至る所数十か所に、村人たちの反対看板が掲示してある。考えてみれば、狭い道を所構わず、臭い運子やおしっこを垂らして歩く水牛車は、住民にとって大迷惑である。水洗車が後始末をするだけでは追いつかない。
 水牛が暴れて、塀を壊したり子供を傷つける危険もある。

 そうであっても、自分たちの生活が観光で成り立っていると思うなら、大げさな反対運動はしないはずだ。反対運動者は、観光の恩恵を受けていないのか、気が付かないのか、分け前が不満なのかいずれかではあろう。複雑な事情は、現地に住んでいないとわからない。
 ただ「水牛車反対」の看板を見ながら水牛車で遊覧する観光客は、いい気持ちではない。

  水牛車で浅瀬を渡る H26.6.19撮影  竹富島水牛車 H26.6.19撮影  竹富島水牛車から H26.6.19撮影
 
【産業】
 八重山地域の主力産業はもちろん「観光」である。それに関連した産業も多い。宿泊施設や飲食業、観光体験施設や小売店だけでなく、畜産和牛や漁業、サトウキビ、パイナップルなどの農畜産物水産物、それに関連した加工産業も、ほとんどすべてが、観光に関わっている。なにしろ観光客は、住民一人当たり年間140万円もお金を落としてくれるのである。

 これだけでもいいが、まだ裕福とは言えない。見たところ、まだ観光客の受け入れ余地はあるようだし、ホテルなどインフラ拡大での建設需要を起こしてもいい。
 なんといってもこの周辺の島は、もっと人口を増やす必要がある。
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