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補助金審査(6月6日)

 簡単すぎて必要項目がほとんど書いてない申請書は、審査員を安心させる

 先月から、補助金申請の文書の一部を審査している。あれこれと、2週間そこそこで200件以上みることになってしまった。わかりやすい文書ばかりでなく、読むだけで疲れる。

 申請書の審査が難しいのは、文書そのものの優劣審査ではないところにある。
 入試や資格試験などの論文審査の場合、内容とともに文の優劣も判断する(はずだ)。しかも必ず、字数制限がある。つまり一定の枠内に、質問項目に沿ってできるだけたくさんの情報を、わかりやすく論理的に書き込めるかが勝負である。

 ところが、この申請書には字数制限がない。申請書で問われる内容も抽象的である。内容に矛盾がない限り、いくら書いても減点がない。プラス点しかないから、書けば書くほど点数はとれる。ところが、長い文章はわかりにくい。

 不思議なことに、申請書の様式と、審査基準が一致していないことがある。その場合、基準に合致する内容が、どこに書いてあるか見つけなければならない。宝探しである。そのうえ、下手糞な長文を理解しようとしながら読むのは、拷問に近い。長文を読ませる人は面憎い。審査員によっては、減点する人もいるのではないか。

 したがって、必要項目だけを必要な欄に、簡潔に記述してある申請書(きわめて少ない)に出会うと、ほっとする。いい会社なのだと思う。
 もっとも好ましいのは、簡潔すぎて必要項目がほとんど書いてない申請書である。もちろん、安心して不採択にできるからだ。


 これからは、補助金申請書にも字数制限が必要であろう。本来、「企画書はA4版1枚に収める」のが、「できる」ビジネスマンなのである。
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