FC2ブログ
RSS

天安門事件(6月5日)

 中国が「民主化」するときは、世界中が大混乱に巻き込まれる

 民主化を訴えた学生たちを、中国共産党政権が武力で制圧した「天安門事件」から、昨日(6月4日)で25年になる。1万人もの大虐殺を、さすがに記念日とは言いにくい。
 昨日のプライムニュースでも、陳破空氏(中国の民主化運動活動家)と石平氏(拓殖大学)をゲストに、事件のいきさつや中国のやり方を語っていた。

 あの当時、事件前に亡くなった胡耀邦総書記は親日家で、民主化への道を進めていた。そこで目覚めた学生たちが、その跡を継いだ趙紫陽総書記に民主化を要求したが、長老(鄧小平)たちの抵抗にあって事件が起こった。中国の総書記でさえ、自らを引き上げた長老にはかなわない。
 この辺りは周知のことである。

 ただ、学生の民主化運動さえも、共産党内部の権力闘争に利用されたのだという、石平氏の説には驚いた。すなわち、「経済開放」は進めても、「民主化」だけは断固許さないという、中国共産党の岩盤抵抗は、強烈なものであった。その姿勢はゆるぎなく、延々と続いている。

 いまも中国では、民主と自由を求める声は絶えない。少数民族ウイグル人による血なまぐさい事件も起きている。しかし共産党政権は、力で抑え込む姿勢を強めている。とくに今年は、そんな動きが目につく。活動家の拘束は50人を超えたという。ネット検閲や外国放送を遮断するなど、情報操作は日常的である。

 このように中国共産党の独裁は一向に弱める気配がない。時間がたてばたつほど、彼らの既得権益や不正蓄財は増えつづけ、後戻りができなくなっている。

 したがって、中国が「民主化」するときは、世界中が大混乱に巻き込まれる。いや「民主化」しなくても、混乱ははじまっている。日本がその巻き添えを食うのは、もう避けられない。いかにその影響を抑えるか。一つの方法は、日本も独裁国家になることである。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :