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燃料取出し(6月4日)

 日本は、この廃炉作業を支える経済力を強固なものにしておく必要がある

 福島第一原発4号機の、燃料取出しが進んでいる。
 使用済燃料プール内の燃料ラックに保管されている燃料集合体(事故当時は、1533本あった)を取り出し、敷地内の共用プールへ移送して集中的に保管する作業である。昨年11月18日より開始し、完了は今年末を予定している。6月2日現在で、全体の2/3にあたる968本が移送された。

 4号機は3.11の原発事故のとき、最も燃料保管量が多く、4つの原子炉の中で最大の危機にあったところである。冷却水が不足して、1500本余りの使用済み燃料が溶け出す恐れがあったからだ。
 その後も、高さ数十メートルにある保管プールの亀裂や、地震破壊が心配されていた。もし保管プールが破損し、1500本もの使用済み燃料が放り出されたら、それこそ収拾がつかなくなっていたかもしれない。
 
 東電と関連会社その関係者は、危機を煽られ反原発者の罵声を浴びながら、黙々と廃炉作業を行っている。担当者には頭が下がる。私なら我慢できない(汚染水を浴びせる)。
 こんなことは、直接担当する人たちは言わないから、私が代弁する。

 もっとも、取り出しが進んでいると言っても、まだまだ先は長い。残り500本余りの取り出しも予断を許さないし、原発の再稼働が進まない限り共用プールの燃料も行き場がない。また、1~3号機に至っては、内部の状況さえわかっていない。
 これからも、途方もない労力とお金と時間がかかる。

 したがって日本は、この廃炉作業を支える経済力を強固なものにしておく必要がある。そのためには、すべての原発を稼働させ、自前のエネルギーを確保しておくことが重要である。
 「経済より命」、などというのは、ボケのたわごとである。
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