FC2ブログ
RSS

あらたな産業革命②(5月30日)

 余った労働力が、介護や建設分野に移行できるようすれば、賃金の下落は避けられる。外国人労働者はいらない

 いま、あらたな産業革命が、急ピッチで加速している。
 もとより、あらゆる産業の生産性が向上しており、労働力が過剰になろうとしている。

 江戸時代、農民は全人口の80%を占めていた。ところがいまや農業先進国では、労働人口のたった1~2%の農民が、余るほどの作物をつくっている。日本には5%の農民がいるから、あと3%はいらない。いまと同じだけ作るなら、0.5%(いまの1/10)の農業人口で充分である。農業の生産性が悪いのは、農民が多すぎるからである(ただこのことを当事者は認めないし、単純に農民を減らすのがいいとは思わない。理由は次回述べる)。

 農業ほどではないが、製造業も経営コンサルタントがいなくなり、生産性の向上は著しい。建設業でも、重労働は機械に代わった。さらに、家電の普及で、家事にも人手がいらなくなった。よほどの金持ちでも「お手伝いさん」はいない。

 前述のごとく、スマホを中心に3Dプリンタやネット社会の進展は、それに拍車をかけている。
 さらに先日の陛下写真のように、プロ以上の写真が拡散するようになると、職業人としての写真家もいなくなる。ネットニュースやブログは、新聞・出版社と、それに係る人、記者・作家までもが食えなくなる。

 儲かるのはアマゾン、グーグル、楽天のような、「プラットホーム」をつくり、情報を集め、運営する企業だけである。大規模小売店が零細商店を飲み込んだように、中小の通販会社も駆逐されるかもしれない。あとの企業は、その御釈迦様の手の上で、弄ばれるだけである。
 また、大規模な「プラットホーム」には、多くの機能が集約されるから、さらに生産性が向上する。富めるものは、ますます富む。

 したがってサービス業を中心に、新しい形態での産業が興るとしても、無くなる産業のほうが多い。既存の多くの分野で、リストラは避けられない。労働者は大量に余る。

 だが、いいこともある。
 これからの日本は、生産年齢の人口が減少する。その時代と歩調が合ってくる。余った労働力が、いま不足している介護や建設分野に、いい形で移行できれば、人手不足は解消し賃金の下落は避けられる。もし、労働者数が減って賃金が下がれば、日本経済はめちゃくちゃになる。

 ところがこのような時代に、政府はあきらかに間違った政策を取ろうとしている。
 外国人労働者を増やすことである。あらゆる分野の労働者が、解雇されようとしているのに、移民が入れば、それに拍車がかかる。不足している介護や建設分野への労働移転が、なされなくなる。

 いっそう賃金が下落し、生活破綻者が続出する。「搾取」できるユーザーがいないから、一部の億万長者でさえ事業は成り立たなくなる。日本全体が沈没する。

 したがって、外国人労働者の流入阻止は、至上命題である。
                                     つづく
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :