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会計監査(5月23日)

 叩けばいくらでも埃が出るが、ほんものの「国際交流」ができているなら、問題ではない

 今年度から、福井県国際交流協会の会計監査を拝命した。もちろん、(希望しない)ボランティアである。指名するほうも、あんまり熱心に監査されると困るから、私のような人を選んだのであろう。

 そうはいっても、いい加減さを見込まれ、監査役を継続されても困る。なにしろ、年に数回ウィークデイを潰し、その上わけのわからない資料を、読み込まなければならないのである。

 その協会で、先日2時間ばかり「監査」を行った。複雑な協会の仕組みや、企業とは異なる会計制度に面くらい、煙にまかれて終わってしまった。それでも、あとになって気がついたことがいくつかある。といっても、すべて公にされていることで、私が知らなかっただけである。べつに暴露ではない。

①膨大な埋蔵金
 協会では、資産約17.3億円のうち約15億円を、国債などで運用している。そのうち13億円が県や市からの税金で、あとは電力会社や大手地銀が出損者として名を連ねる。ここから毎年3000万円ほど、運用益として事業費に入れている。一言で言えば「ずるい」。
 ただ、他の県や市の関係する公益財団法人も、似たり寄ったりであろう。すべて合わせれば、膨大な金額になる。国の特別会計と同じで、知らないところで「すき焼きを食っている」。
 財政赤字が深刻だといっても、いざとなればこれらを取り崩せばいい。

②人件費の怪
 この協会は、公益事業と収益事業を行っており、利益を出してはいけないところと利益が欲しい部門がある。これに対し、従業員の給与は、一人づつ仕事内容で「按分」されている。すなわち、この「按分」の裁量だけで、利益を左右できてしまう。人件費の合計は、費用全体の半分近くにもなるから、すこしの「操作」でいい。
 うまい仕組みがあったものである。

③事業費の使い方
 費用で人件費のつぎに大きいのは、「委託費」である。そのうち大口(2000万円と1000万円)の2件が競争入札で、あとは随意契約である。競争入札も怪しいが、随意契約では「親方日の丸」のせいか、相場以上の金額を払っているのもあるのではないか。
 たとえば、エレベーターの保守点検費用が年間240万円である。月1回半日足らずで20万円は、どう考えても高い(わかりやすいので、これは指摘した)。われわれの監査費用(コーヒー1杯400円?)の500倍である。

 いまのところ、これぐらいしか思いつかないが、叩けばいくらでも埃が出るような気がする。もっとも、玉突き人事や放漫経営は天下り団体すべてに言えるし、ここにはあまり「悪党」らしき人がいないので、叩きがいのある組織ではない。


 それに、こんなことは些事である。ほんとに大事なのは、「国際交流」である。中国や韓国のプロパガンダに負けないだけの交流が、できているかどうか。それができなければ、当協会の存在意義そのものが疑われてもしかたがない。
 とくに中国には、三戦(世論戦、心理戦、法律戦)で、完全に押されっぱなしである。
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