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山の遭難死(5月20日)

 むかし谷川岳で不完全燃焼した世代が、騒ぎを起こしているのかもしれない

 山岳遭難が多い。5月の大型連休中も、山の事故で18人もの死者が発生した。日本山岳協会でも、例年より遭難が多いという。中高年らの登山ブームによる入山者増が事故件数を押し上げた。

 厳冬期の山とは違って斜面には積雪は少ない。それだけに、氷の上で足を滑らせると、硬い岩を直撃する。5日には北アルプス涸沢岳で防衛大の山岳部員と顧問の職員が滑落死。富士山頂では4日に男性2人が滑落し、1人が死亡、1人が行方不明となった。40年前、私の先輩もこの時期、富士山で滑落遭難死した。

 ところで、世界で最も死亡者が多い山は、谷川岳である。少し古いが、2005年(平成17年)までに781名の死者が出ている。この数は、世界のワースト記録としてギネス認定されているという。(ちなみに、8000メートル峰14座でさえ、死者の合計は637名である。)

 そういえば、私が谷川岳に通っていた頃(昭和45年ころ)、シーズン中は毎週のように誰か遭難していた。アプローチに、墜落者の肉片とおぼしきものが散らばっていたこともある。標高は2000㍍そこそこでアプローチも短いだけに、週末になると、まる一列車分(上野発22:10分)が谷川岳登山者になっていた。ほとんどが夜行日帰りの強行軍である。
 何人かの山仲間を含め、毎年20~30人ぐらいは、亡くなっていた。若気の至りで、その「挑戦者」に憧れたこともある。
 ただ数字から言っても、その後はかなり改善されてきたのであろう。

 ということは、あのころの我々団塊の世代が、いま谷川岳以外の山で、あの不完全燃焼を補っているのかもしれない。
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