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経済拡大と環境保全(5月2日)

 企業はインフレに備え、高くていいものをつくる戦略に切り替えたい

 デフレ対策が行われている。インフレ目標を掲げるなど、これまでとは、かなり踏み込んでいる。インフレ期待の消費需要が伸び、景気が回復、自殺者が激減する。多少は効果が出ているのではないか。

 ところで、消費が拡大すると、大量の資源を浪費し、廃棄物が増大すると思われている。いわゆる《大量消費、大量廃棄》が増幅される。市場に出回るお金が増えるから、使われる資源や廃棄物もその分増大するのではないかというわけである。

 事実は、全く逆である。
 市場に出回るお金が増えたからと言って、資源や廃棄物が増えることはない。これまでデフレ経済下で起こってきたことを、思い出してほしい。低価格の居酒屋、焼肉屋、ファミリーレストラン、100円ショップが大盛況である。テレビやパソコンなどの家電も価格がどんどん安くなり、使い捨てに近い。住宅もそうである。品確法で食い止められてはいるが、低価格で寿命の短い住宅が建てられている。
 安いものは長持ちしないし、粗末にしか扱われない。これらのほとんどは、中国など賃金の安い国からの輸入品だ。そのため国内雇用も縮小している。

 今後インフレによって、消費者が高くていいものを買うようになってきたらどうか。安くてすぐに廃棄するものより、高付加価値で長持ちするものを求める。高級レストランや200年住宅の購入が増大し、高付加価値の雑貨や家電が復活する。

 これらの高付加価値品は、海外資源より、国内の人的資源をたくさん使う。国内雇用も増大する。200年住宅では、国産材を多用し、30年に1回大幅なリフォームをすることによって、町並みも改善する。心も豊かになり、人類の未来に向けての建設的な想像力も増す。
 
 インフレに備え、高くていいものをつくる戦略に切り替えたい。
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