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大気汚染と原発(4月17日)

 原発に反対する人は、己の「安心」のためだけに大多数の「安全」を犠牲にする、恐るべき利己主義者である

 「中国原発大国への道」(郭四志:岩波ブックレット刊)によると、中国では2020年までに原発を80基、2035年には230基まで増やす計画である。中国で大量につくられる原発のうち、半分は東海岸である。そこで大事故が起こった場合、日本への影響は多大である。風向きから、福島第一よりひどくなる。内陸部の場合は、中国の河川や湖が汚染される。目も当てられない。
 それでもその場合より、今起こっている現実のほうが、はるかに深刻である。

 中国発の大気汚染である。最近、世界保健機関(WHO)は、2012年に世界中で約700万人が大気汚染のために死亡したと発表した。毎年、この数字が上昇している。さらに、大気汚染は環境要因で最大の健康リスクだと警告している。
 木炭など家庭内の空気汚染で430万人、外気の汚染で370万人がそれぞれ死亡したと推定。中国を含む西太平洋が約280万人と最多で、ほとんどが中国である。日本でも毎年10万以上は亡くなっている。

 中国国内のCO2発生量は年間75億tと、世界の1/4にも及ぶ。CO2発生と大気汚染物質は密接に関連する。単純計算で、この75億tで、250万人の中国人が大気汚染のために亡くなっている。
 一方、100万kw級の原発1基で、500万tのCO2が削減される。少なく見積もっても、原発1基が毎年1500人の生命を救う。これまでの原発事故を合わせても、とてもこれだけの死者はいない。

 これでわかるように、原発に反対する者は、憎むべき利己主義である。なぜなら、己の「安心」のためだけに、大多数の「安全」を犠牲にしているからである。そのことだけは、自覚していただきたい。

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