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抗菌商品(4月8日)

 どんなものであろうと、人体に有害なものだけを選んで殺すことなどできるはずがない
 
 先日、トルマリンやマイナスイオンは「似非科学」商品だと書いた。じつは「抗菌商品」も、危うい。
 いま、「抗菌効果」を謳う多くの商品が発売されている。日用品、衣料品をはじめ、あらゆる商品に「抗菌」加工がなされている。0-157、サルモネラ菌など、食品汚染が叫ばれたことから、抗菌が消費者の強い意識になったからだ。確かに大なり小なり「抗菌」作用はあるから、まったくのインチキではない。
 しかし本当に、われわれにとって「抗菌」が好ましいのであろうか。

 われわれの腸内細菌は、その種類や数が多いほど病原菌に対する抵抗が強くなる。ガンにもアレルギーにもなりにくくなるという。少なくなると免疫力が低下して、病気になりやすい。
 昔アメリカかどこかで、娘を溺愛するあまり、生まれたときから無菌室で育てた人がいた。その子はひ弱で、10歳までに亡くなってしまったという。清潔指向を強めている日本では、40%の子供が、なんらかのアレルギー症状を示している。

 さらに、抗生物質の多用と同じで、抗菌商品が氾濫すると、細菌に耐性ができる。抗菌効果が持続することはないし、抗生物質が効かないことが起こる。
 また「抗菌商品」は皮膚への影響だけでなく、廃棄後の環境影響など、わからないことも多い。
 そもそもどんなものであろうと、人体に有害なものだけを選んで殺す、などという芸当ができるはずがない(花粉症の薬を鼻に塗ったら、かぶれてひどい目にあった)。

 安井至氏は、HP(市民のための環境学ガイド)で、≪抗菌そのものは、消費者が状況を正しく理解をするまでの一時的なニーズ、言い換えれば現時点では「超清潔ファッション」としてのニーズに過ぎない≫と述べている。

 販売者にとってはイメージ戦略がとれるとしても、消費者は過度な期待はしない方がいいということである。


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