FC2ブログ
RSS

詭弁に対抗する(4月7日)

 ものごとは違った観点から見ないと、必ず間違う。その見方を養っておくことが大切である

 つぎの3つの事項が正しいかどうか、考えてほしい。

①死刑廃止論者
 殺人犯は、その犯行時に自分がこの犯罪で死刑になるかどうか、考えていない。よって、死刑制度は犯罪抑止にはならない。

②甲状腺がんの増加
 今回の甲状腺検査では、約23万9千人のうち、59人ががんの疑いと診断された。本来の甲状腺異常は30万人に一人であるから、これはフクシマの影響である。

③検挙率
 昔に比べ、犯罪件数が減り検挙率も向上した。これは警察の努力の成果である。

 これらは詭弁である。または考え方を間違えている。騙されてはいけない。

 ①の場合、殺人一歩手前で犯行を自制した(どれだけいるかわからない)他の大多数の殺人犯予備軍のことが、すっぽりと抜け落ちている。激昂したあげく、殺そうと花瓶を持ち上げ、すんでのところで抑えた経験は誰にでもあるのではないか。

 また②の場合、そもそも、これまで甲状腺の検査など受ける人は、ほとんどいなかった。きわめてまれに、甲状腺がおかしい人だけを調べた結果が、30万人に一人ということである。だから、比較しても意味がない
 
 ③も数字のごまかしである。犯罪件数が減ったのは、警察が犯罪と認めないものが増えたからである。件数が減れば、検挙率は高くなって当然である。重病の患者を断るヤブ医者ほど、治癒率が高いのと同じである。

 他人を騙そうとする人は、このような詭弁を使いやすい。したがって、ものごとは違った観点から見ないと、必ず間違ってしまう。その見方を養っておくことが大切である。(じつは後半の反論も、突っ込みどころはある。)

 関連記事
http://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-79.html
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :