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袴田冤罪事件(3月29日)

 袴田氏は未熟な警察・検察に代わって、48年間の牢獄人生と引き換えに、多くの人の命を救ってきた

 48年前に、一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、再審開始が決定。もちろん、袴田被告は釈放された。冤罪だった確率がかなり高い。

 この事件だけでなく、これまで警察や検察の取り調べのいい加減さは、ずいぶん指摘されてきた。証拠のねつ造、隠匿、自白の強要など、信じられないような悪代官ぶりである。これらの検察・警察の行為で、どれだけの人が冤罪に苦しんできたかと思うと、八つ裂きにしても足りない。
 袴田被告の無念さも、はかり知れない。
 おかげで、「袴田氏は48年間の人生を無駄にしてしまった」といわれる。

 確かにそうなのだが、それでは救いようがない。いくら金銭で償っても、まわりが喜ぶだけである。そこで、別の観点から見る。ある意味、袴田氏の48年間は決して無駄ではなかったのではないか。そう思いたい。
 
 どういうことか。
 警察・検察の未熟さを、袴田氏は自らの身をもってカバーしてきたのである。

 すなわち未熟な警察・検察の力では、真犯人を挙げることができなかった。そうなると、犯罪予備軍が勢いづく。悪いことをしても捕まらなかったら、悪事のやり放題である。
 あのとき袴田氏が冤罪で捕まらなかったら、他の人が冤罪犠牲になっていた。或いは、誰も捕まらなかったら、警察を見くびって他の犯罪が増える。もしかしたら袴田氏の逮捕で、何百もの犯罪を防ぎ、被害者の発生を食い止めてきた可能性が大きい。

 袴田氏は、その48年間の牢獄人生と引き換えに、多くの人の命を救ってきた。だから、彼の48年間は決して無駄ではなかった。アホな警察・検察に代わって、人生最高のいい仕事をしてきたのだと誇って欲しい。


(追)こんなことは、当事者(警察や検察)の口からは言えない。それに、決して警察や検察を擁護しているのではない。
 また、メディアには警察や検察を非難する資格はない。容疑者とその家族を追い込む最大の勢力は、いつもメディアだからである。
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