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ご近所お稲荷さん(3月23日)

 毎年1軒づつ住民がいなくなる町内で、この神社はいつまで持つのであろうか

 今日、町内の稲荷神社の例大祭があった。昔から、町内で管理している神社である。
 徳川家康の次男である結城秀康が越前城主になった時、「北の守り神」として建造したという伝えである。その言い伝え以外には、記録も何もない。大火の守り神でもあったが、さすがに福井空襲で全焼した。昭和33年(私が10歳のころ)に、大枚をはたいて再建されたと聞いている。ただ、当時の事情を知っている人は誰もいない。

 そして、町内の我々にとって不思議な存在でもある。町内の管理下にありながら、正体がわからない。宗主がだれかわからないから、宗教法人ではない。もちろん、税金も払っていない。

 ただ、年に一度の例大祭以外に、毎月当番で掃除やお供え物をしたり、年末年始には「御開帳」をする。境内の松の木の剪定もするから、毎年維持費で10万円近くかかる。数年前にペンキ塗りした時には、20万円かかった。2つある鳥居の一つがぐらぐらして、いつ倒壊するかわからない。そろそろ、本体の建屋も怪しくなってきた。もしこれを立て直すとしたら、数百万円かかる。

  稲荷鳥居文字H26.3.23  玄武稲荷祭りH26.3.23  玄武稲荷由来H26.3.23

 はっきり、「迷惑な存在だ」と言いう人もいる。我々の下の世代の町内で、取り壊すと決めても、阻止するだけの名分がない。

 それでも年に一度、わずかな時間でも、町内の人々が集まる唯一の機会である。毎年住民がいなくなる町内で、この神社はいつまで持つのであろうか。
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