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インチキ商品(3月13日)

 世の中には、インチキかどうか誰にもわからないもののほうが多い

 「マイナスイオン」、「トルマリン」関連の商品がある。これらが「似非科学」であることは、はっきりしている。
 それを発売業者自身も、誤解している。大企業でさえ、「マイナスイオン」を標榜する。「体の免疫が強くなる」、「電磁波の影響をなくす」、「殺菌効果がある」、「血流がよくなる」、「病気が治る」・・などをうたい文句にする。さすがに薬事法に引っかかるので、最近はこのような薬効を直接表現することは少なくなった。
 それでも、多くの消費者は、「マイナスイオン」、「トルマリン」ときくと、なんとなく健康になるような気がしてくる。

 一方、よく似た分野に「オゾン」がある。昨年度のものづくり補助金で、オゾン関係の開発申請を落とされた企業が、「オゾンはインチキ臭い」とコメントされ、怒っていた。これは、補助金を審査する人の無知・誤解である。オゾンによる殺菌効果は、科学的に明らかである。それどころか、東京や大阪の劇的な下水浄化、おいしくなった水道水は、オゾン装置のおかげである。
 「オゾンがインチキ臭い」のは、「マイナスイオン」や「トルマリン」の商品販売にイメージ利用されたり、信頼性のない家庭用オゾン機器が訪問販売されているからであろう。

 無知や誤解があったとしても、これらは科学的にはっきりしている。ところが世の中は、STAP細胞のように、インチキかどうか誰にもわからないもののほうが多い。
 いま、STAP細胞研究成果に、疑惑が発生している。といっても、STAP細胞がインチキであるとは言えない。単に手続き上の問題かもしれない。あれだけ持ち上げておいて、いったんケチがつくと、また大騒ぎするマスコミこそ、インチキのような気がする(メディアの記事を書く者にとっては一粒で2度おいしい。マッチポンプともいう)。そもそも、画期的な大発見ほど、最初はいかがわしい。誰も真実などわからない。
 このSTAP細胞までいかなくとも、新技術や新商品を評価するのはむずかしい。

 したがって原田泰氏(エコノミスト)が言うように、わからないものには、無駄な補助金を出さないほうがいいという考えもある。私もそう考えていた。
 しかし、わからないでは先へ進めない。小規模事業者には、補助金が起死回生になることもある。結局、ものはほどほどなのであろう。
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