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インド経済(3月3日)

 生まれながら苛酷な環境で育った起業家に、日本人は太刀打ちできるはずがない
                                    「インドの衝撃(NHK出版)」より

 インド経済への期待が高まっている。もっとも日本以外のアジアの国は、どこも高成長の可能性は大きい。
 どの国であっても、成長の先鋭となるのが、起業家である。インドには、わんさかといる。インド国内だけでなく、印僑と呼ばれる海外進出者の成功事例は、日本人の比ではない。

 なぜ日本人の起業家がいなくなってしまったのか。
 現在の企業経営は、グローバルである。テロや金融危機など、予想外の危機に直面した時に、素早く対応できる能力が不可欠である。グローバルでなくても、これまで以上に何が起こるかわからない。

 中国やインド、東南アジアでは、一つの国にいくつもの言葉や言語、宗教、習慣がある。そこに住む人は、違いを受け入れ、自己主張の強い人を相手に考えを伝え、納得させる能力がなければ生き残れない。相手の予定変更も当たり前のように起こる。
 インフラでも同じである。道路の渋滞や鉄道の遅れ、停電などは日常茶飯事である。道路を渡るにしても、命がけである。公的機関はあてにできず(この点は日本も同じだが)、すべては自分で切り開くしかない。
 このような環境で育った起業家に、日本人は太刀打ちできるはずがない。TPPなどで市場開放したら、それこそ壊滅する。

 日本は、どうすればいいのか。その答えのひとつが、戦略的鎖国である。
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