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無税国家(2月4日)

 優秀な人たちが、膨大な知恵と体を、「たかが」税金計算のために費やしている。納税がなければ、彼らは本ものの価値を創造できる仕事に就ける

 毎年この時期、1~2か月はうっとうしい。確定申告をしなければならないからだ。ほとんど妻に任せているが、それでも源泉票があるとかないとか煩わしい。税額計算がややこしく、八つ当たりされる。源泉票が送付されてくると、現金収入がバレる。あげく先日は、パソコンを壊された。

 一定規模の会社には、専門の経理担当者がいる。それぞれの決算に合わせ、連日入念な税務計算を行っている。それを指導する公認会計士や税理士事務所も繁盛している。

 これらをあわせると、日本中では、大変な数の人たちが膨大な労力を費やしている。しかも、こんなややこしい計算を間違いなくするくらいだから、優秀な人たちである。こんな優秀な人たちが、膨大な知恵と体を、税金計算のために日夜使っている。これが日本なのである。

 念のいったことには、この労力が毎年増えている。税金の仕組みが、毎年ややこしくなるからである。復興税や消費増税、それらに伴う軽減税率の範囲など、税務にタッチしていなければ、絶対理解できない。
 役所はこうして、税金を納める人々に、ややこしい計算をさせる。税金を納めるほうは、少しでも少なくなるような計算する。受け取るほう税務署は、その荒探しをするだけである。わざと罪人を作っているとしか思えない。そのときは警察も必要になる。
 とんでもないロスである。
                         金が飛んでいく

 そこでいっそのこと、税金を廃止したらどうか。
 納税計算を止めれば、日本中で発生している膨大なムダが無くなる。余った会計士や経理担当者は、本ものの価値を創造できる仕事に就く(管理会計は必要だが、これまでのような七面倒臭いものはいらない)。いくら金勘定しても、日本の富が増えるわけではない。税務署もなくすことができる。
 そうすれば、日本の生産性は大幅に向上する。高齢問題、農業問題、医師不足、人手不足、兵隊不足など、諸問題の大部分は解決する。

 これはなにも、荒唐無稽な話ではない。
 昔、松下幸之助が、「無税国家」を提唱したことがあった。「100年で余剰金を積み立てて運用すれば、積立額は膨大になり、その運用益だけで予算を賄える」というものである。具体的には、「単年度主義を通年主義に切り替えることでムダが減り、その余剰金額10%を積み立てれば、100年後にはその利回りだけで国家予算が成り立つ」そうである。
 ただ、利回りを根本財源にすることができるとは思わないし、役人は金があれば使ってしまう。

 それでも、税金をなくすという構想は素晴らしい。国民は税金を払う代わりに、貯金する。個人はお金持ちになる。国はそれを借りて使う。何のことはない、今の日本財政そのものである。それより税収ベースのような、役人の縄張りがなくなるから、おのずと財政規律はよくなる。
 消費税をあげたり、税収を増やそうとするから、いつまでもたっても金の使い道が減らないのである。

 いつも言うように、日本には財政問題はない。国がいくら借金しても、国民が一所懸命働けば、絶対に破たんしない。無税国家は、その理想郷である。

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