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ユニバーサルデザイン(1月18日)

 日本だけで毎日何億回も、水を出そうとするたび、戸惑いを繰り返す
 
 ユニバーサルデザイン(Universal Design、UD)とは、文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。(ウィキペディアより)
つまり、すべてのひとが使いこなすことのできる製品のデザインである。

 これには、次のような7つの原則がある。あらゆる製品やシステム設計に当てはまる。

 1.誰でも公平に利用できる
 2.利用における柔軟性
 3.単純で直感的に利用できる
 4.わかりやすい情報(イラスト、音声など)
 5.小さな間違いが大きなミスにつながらない
 6.身体的負担が少ない(無理な姿勢)
 7.誰でも接近して利用できる

蛇口上出る 蛇口下出る

 しかし、これも一筋縄にいくものではない。

 例えば、上の写真左と写真右の蛇口を見てほしい。いずれも水が出ている。昔と違ってレバーの上げ下げで操作するものが多い。

 本来なら右写真のような、レバ-を下げれば水が出るほうが、ユニバーサルデザインに合致する。手の動きと水の出る方向が同じだからだ。ところがまずいことがある。落下物がレバーにぶつかると、水が出っぱなしになる(このような方式の蛇口は、常時監視可能な公共施設に多い)。

 そこで家庭用などでは、左写真の蛇口のように、レバーを上げると水が出るようになっている(2000年にJIS規格化)。これでは直感的な方向が反対である。手の動きも長くなる。そのため、多くの人は、水を出そうとするたびに戸惑う。ややこしいことには、場所によって右写真のような蛇口もある。
 日本では、毎日何億回となく、戸惑いを繰り返す羽目になった。あげく惚けかかっている人は、水を出しっぱなしにする。

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