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経営コンサルタントという仕事(1月2日)

 中小企業者のニーズには、正攻法で応えていかなければならないが、ますます金には縁が遠くなる
 
 企業の不祥事が発生するたび、ちらほらと「経営コンサルタント」が出てくる。「経営コンサルタント」は、悪事指南役の代名詞のようである。
 現に私自身、初めて経営コンサルタントを名乗ったとき、「脱税を教えてくれるのか?」と言われたことがある。それ以来今日に至るまで、この名称に誇りを持てない。友人たちにも、バカにされることがある。

 中小企業診断士は、その経営コンサルタントの国家資格である。もとより企業経営者は、国家資格としての中小企業診断士には、多くを期待していない。わけの分からない資格よりも、その道の真のプロを望んでいる。あえて言えば、違法すれすれだろうが、業界での裏技を指導してくれるような指南役が欲しい。
 悪事指南の「経営コンサルタント」は、そのニーズに応えている。

 しかしながら、技術や専門性が進展する中で、専門家の倫理確保がますます重要になってくることは明白である。専門度が増すほど、違法性や安全性を他人がチェックすることは不可能になるからだ。中小企業者のニーズには、正攻法で応えていかなければならない。

 そうすると、ますます金には縁が遠くなる。世の中は、藪医者ほど儲かる仕組みになっているのである(もっとも、金にも命にも欲がなくなってきたのが、年寄りの強みであるが)。
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