FC2ブログ
RSS

靖国参拝批判(12月28日)

 いま日本人が何もしなければ、子孫たちまでが歴史を捻じ曲げられ、都合いいようにあしらわれるだけである

 安倍総理の靖国参拝に対し、国内外のマスコミや各国の批判が高まっている。中国や韓国の反発は当たり前として、アメリカ、ロシア、EUなどから懸念の声も聞かれる。
 「各国」と言っても、世界中ではない。非難や懸念を示す国は限られている。

 どこの国か。
 もちろん、先の大戦の「戦勝国」である。中国や韓国のように、自分たちが「戦勝国」であると勘違いしている国も含まれている。

 では、なぜこれらの国が、総理の靖国参拝に反対するのだろうか。

 「戦勝国」は次のように、先の大戦からの歴史(物語)を作り上げてきた。それが、崩れてしまうかもしれないからである。

 “先の大戦は、デモクラシーとファシズムとの戦いであった。正義の味方「戦勝国」は、悪であるファシズムを滅ぼし、その権化であるナチスやA級戦犯を封じ込めた。これらを封じ込めることによって、「悪」に支配されていたドイツや日本の国民を、解放した。”

 「戦勝国」は、このような歴史(物語)を作ることによって、自らの悪行を正当化してきた。日本人の多くも、米国主導の戦後教育やマスコミによって、この「戦勝国」の物語を信じ込まされている(そこから、『河野談話』のような、荒唐無稽な話が出てきた)。

 そして靖国神社には、東京裁判で「平和に対する罪」で有罪になったA級戦犯が祀られている。
 戦後日本は、サンフランシスコ講和条約で東京裁判を受け入れ、国際社会に復帰した。それなのに、A級戦犯が祀られた靖国に首相が参拝すれば、日本は歴史を反省せず、歴史の修正を試み、戦後の国際秩序に挑戦していることになる。
 それにともなって、封じ込めたはずのA級戦犯の名誉回復がなされようとするのは、きわめてまずい。「戦勝国」の正当性、既得権益の根幹が脅かされてしまうからだ。

 この物語によれば、悪癖の「敗戦国」は、正義の「戦勝国」の支配下に置かれなければならない。国連の敵国条約が典型である。この「戦勝国」の包囲網によって、「敗戦国」は完全に頭を押さえられる。
 この体制が、いわゆる「戦後レジーム」である。靖国参拝やA級戦犯の名誉回復など、許されるわけがない。

 周知のように、「戦後レジーム」での支配者、戦勝5大国は、国連の常任理事国である。核保有国、大量の武器輸出国で、広範囲に植民地を支配・搾取してきた国だ(中国は現在進行形)。世界で起こる戦争・内戦には、すべて責任がある。極悪非道な行動を取りながら、それを正当化させることにかけては、年季が入っている。

                    鳥居

 一方、日本国民にとって、A級戦犯=悪の権化ではない。確かに、日本を敗戦に導いた、「敗戦責任者」ではある。それが、「戦勝国」の歴史を作るため、死刑に処せられた。どんな人でも、死んだら神様である。しかも靖国の魂の中で、小さな顔をしていなければならない。その怨念がくすぶり続けている。鎮魂しなければ、どんな災いがあるかわからない。

 もっと大事なことは、靖国には無数の英霊が眠っている。われわれ日本人の祖先である。少なからぬ英霊は、靖国に入ることを信じて亡くなった。そこに、トップが参拝しない国など、あろうはずがない。
 靖国に代わる慰霊施設など、問題外である。日本人の多くは、島倉千代子の「東京だよおっかさん(2番)」を聞いて、涙する。

 さらにこのままでは、「戦後レジーム」、すなわち「戦勝国」支配が、永遠に続く。日本という国を否定したまま、「戦勝国」のレジームの中でしか、存在できない。絶対に1番にはなれない。台頭しかかると潰されるからだ(円高やバブル潰し、構造協議、郵政、米軍基地、TPPなど)。軍事面では、完全に米国の属国である。

 ほんとに、それでいいのか。日本人がこのまま何もしなければ、子孫たちまでも、歴史を捻じ曲げられ、都合いいようにあしらわれるだけである。まともな日本人なら、いいとは思わないはずだ。

 では、どうすればいいのか。
 ここで、「戦勝国」に一矢報いてみようではないか。国民の80%以上が靖国参拝を支持しているということは、その覚悟ができたということである。
 といって、なにもいま戦争をするわけではない。これまでのように外国(世間体)を気にすることなく、自らの権利を、堂々と主張していくだけでいい。これまではあまりにも、海外の目を気にしすぎた。海外政府のコメントは、「戦勝国」の利権を守るための建前に過ぎない。
 日本が覚悟を決めれば、周りの国も刮目して見る。そうなってはじめて、「戦後レジーム」からの脱却ができるのである。

 ただ現時点での、天皇の参拝は難しい。天皇は、ひたすら国民の安寧を願っておられる。したがって、いかなる形での争いも避けようとされる。天皇が直接に靖国参拝できるのは、この参拝が政治問題でなくなった時である。
 
 そして、国内でも10%ぐらいは、靖国参拝を批判的にみている人がいることも、確かである。靖国参拝を「オウンゴール」とまで、言い募る。彼らはなぜか、日本がいつまでも「戦勝国」に虐げられ、「2番以下でいい」と思っている人たちである。そんな人でも威張っていられるのが、日本のいいところである。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :