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天皇と万世一系(12月23日)

 かけがえのない日本の宝を、現在の目先の事情だけで葬り去ってしまう権利は、断じて我々にはない

 日本人にとって、天皇家の存在は特別である。日本国内には、さまざまな矛盾、争い、葛藤がある。日本を取り巻く国々からの嫌がらせも多い。それらは永遠に続く。完全に解決することは不可能である。必ず国民の不満は高まる。
 そこで、これらを超越・統合した、最後の支えがなければならない。それが天皇である。天皇がおられなければ、いまの日本はなかった。まさに「国体」と呼ばれる所以である。

 すなわち、日本人にとって天皇は、その存在だけで心のよりどころになる。災害時の慰問の様子を見ればわかる。どんなときも、ひたすら国民の安寧を願われる。我々は決して、見捨てられることはない。
 アメリカや中国、韓国のように、絶えず外的を作って戦争状態にしておかなければ、国の統一を保てない国とはまったく違う。歴史の断絶もない。

 また、国際的にも天皇は、各国の大統領はもとより、すべての国の王族よりも格が上である。ローマ法王以上に見られている。日本の誇るブランドイメージとして、これ以上のものはない。

         万世一系         継体天皇像 H29.1.29
         
 これらの根拠となるものは、世界に類を見ない「万世一系」に他ならない。すなわち、確実に血筋をたどることのできる、男系だからである。これで、女系が混じっていたらそうはいかない。血筋など雲散霧消してしまう。それゆえ日本では、男系の血筋にこだわってきた。これは世界の王族の中でも天皇家だけであり、国際的にも一目置かれている。

 ただ、この「万世一系」は、意識して出来上がったのではない、という説がある。本郷和人氏は、「天皇家はなぜ万世一系なのか」という著書のなかで、つぎのように述べている。

≪・・皇室の男性が、一般の女性と交わるのは問題ない。けれども皇室の女性が一般の男性と交わるのは、聖性が侵害されることであって、認められない。女系天皇が存在しなかったのは、まさにこのためではなかったでしょうか。≫

 だが、たとえ「たまたま」ではあっても、2600年もの長い間、男系が続いてきたのである。むしろ、そのような「偶然」こそ、貴重なのではないか。
 血筋などは、単なる認識の問題であり、おとぎ話かもしれない。だが、ブランドイメージはすべておとぎ話である。女系の天皇が誕生すれば、これらがすべて崩れてしまう。それより、男系を絶対視する人たちとの間に壮絶な争いが起こり、果てしなく内乱が続く。

 今、世論は女系・女帝容認に傾いている。しかしながら、男系と女系、女帝などの違いをわかっている人がどれくらいいるのだろうか。男系を信奉する10%の国民の思いは、違いの分からない他の90%より、はるかに重い。
 2600年以上かけて築き上げてきた、かけがえのない日本の宝を、現在の目先の事情だけで葬り去ってしまう権利は、断じて我々にはない。
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