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累進課税(12月21日)

 高額所得者の累進課税は、もっと進めるべきである。彼らは、日本で儲ける相手がいるから、高額所得を得られる

 ≪ダウンタウンの松本人志さんによる「高額所得者は高額納税者であることを知って欲しい」という発言が話題になっています。与党はちょうど、来年度の税制改正大綱において高額所得者への増税を打ち出す見通しですが、お金持ちの人にたくさんの税金を課すことにはどんなメリットがあり、逆にどんなデメリットがあるのでしょうか?12月12日(THE PAGE)より≫

 確かに、金持ちほど税金をたくさん払っている。同じ税率でもそうなるのに、累進課税なら、なおさらである。金持ちにとっては、せっかく稼いだ金が、ほとんど税金でもっていかれるのは、面白くない。
 
 しかし高額な所得を得られるといっても、それが働きに比例しているわけではない。所得のほとんどは、低所得者からの搾取である。あるいは、「運」か「流れ」である。高額になればなるほど、その比率は高くなる。

 たとえば、イチローの年棒は、優に私の100倍以上ある。しかし、彼が私の100倍以上努力し、100倍以上能力があるとは、とても思えない。せいぜい2倍であろう(それでもたいしたものであるが)。それ以上は「搾取」、と言って悪ければ、世の中の仕組みによる「吸い上げ」である。
 たまたまイチローを例に挙げてしまったが、彼以上に、その働きに見合わない高級を食んでいる人は、ごまんといる。

 この場合、人の100倍稼いだものを、90%税金で戻しても、まだ10倍分残る。それが惜しいと言うのは、何をかいわんやだ。お店で、仕入れ価格の100倍の定価をつけたものを、バーゲンで90%引きにするのと同じことである。

 現在の最高税率は40%である。1800万円以上の所得者は、みな同じであり、それ以上は、所得100億円だろうが、同じ税率である。たしか昔は、税率80%ぐらいあったのではないか。プロ野球選手最高の、王、長嶋の年棒の80~90%が税金だったという話を聞いたことがある。

 したがって、累進課税は、もっと進めてもかまわない。最高98%でもいい。
 それでも高額所得者が、海外へ逃避することはない。そんなことをすると、日本の低額所得者からの上りが無くなり、能力の100倍以上も稼ぐことができなくなるからである。


 ところで、
 私が金持ちの税率を高くしようと主張するのは、単に金持ちに対する「嫉妬」からである。人殺しの手段が発達したいま、庶民の「嫉妬」による暗殺が、頻発することを恐れるためである。(暗殺まではいかなくとも、「黒子のバスケ事件」のような、やっかみによる脅迫は発生する。)
 すでにアメリカでは、成金が殺される事件が多発している。アメリカの10年後の社会が、日本である。警察やボデーガード費用が、GDPの10%にもなる社会は、想像したくない。

 しかし、これまで本ブログで述べたように、いくら金持ちが税金を払わなくても、そのお金をすべて国内で使うか、預金として塩漬けにしておくなら、日本の財政赤字は何の問題もない。
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