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狩猟中の事故(12月1日)

 ハンターの高齢化と減少傾向とは反対に、イノシシやシカの生息数が増えている

≪狩猟中に誤って人を撃つ事故が今年度の解禁期間中、既に5件起き、2人が死亡したことが28日、警察庁のまとめで分かった。多発している上、猟と関係ない一般人も被害に遭っている。11月28日(時事通信)より≫

 環境省統計によると、平成13年度から22年は、ハンター本人に起因する銃の誤射などによる事故は、年間概ね20名以下の死傷者数で推移している。
 またハンターの数は、1970年年代に50万人台のピークを迎えてから、右肩下がりで、現在は20万人前後である。その大半が60代以上の高齢者で占められており、年々その割合は増している。反面、若年層は伸び悩んでおり、近い将来にハンター大幅減が予想される。

 しかし、今年度は別として、これまで統計上からは、ハンターの高齢化と事故の相関関係は、見いだせなかった。
 心配なのは、今年の事故を受けて規制が強化され、さらにハンターが激減してしまうことである。

 なぜなら、ハンターの高齢化、減少傾向とは反対に、イノシシやシカの生息数が増えているからだ。とくにシカの増え方が大きい。
 環境省によると、過去の捕獲数から23年度のニホンジカの生息数を261万頭と推計。捕獲率がこのまま変わらないと仮定した場合でも、37年度に500万頭まで増えるという。被害規模は、壊滅的となる(林野庁)。
 年間50~100万頭ぐらいを安定的に捕獲しないと、増えるペースが加速されてしまう。

 ニホンジカの捕獲数は、平成10年以来大幅に伸びてはいる。と言っても年間30万頭前後である。しかも罠による捕獲が増えている。罠で捕獲された動物は、のた打ち回るため、ストレスの塊である。とても食用にはならない。ただでさえ、シカ肉はおいしくない(逆にイノシシ肉は引っ張りだこである)。

 気がついたら人間より多くなる日も、そう遠くない。日本は、シカの国になるのだろうか。
 シカ肉が美味しければ、こんなにはならない。せっかく、年間100万頭もの供給能力のある蛋白源である。(シカの命を粗末にしないためにも)若手ハンターの育成と調理法の開発に、力を注ぎたい。
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