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介護労働と排泄(11月24日)

 介護される人の「大便」処理の軽減分野は、絶好のビジネスチャンスである

 24年度の総務省「就業構造基本調査」によると、仕事を持っている6400万人のうち、介護しながら働いている勤労者は290万人(男性130万人、女性160万人、60歳未満200万人)になる。また、厚労省「介護サービス施設・事業所調査」によると、国内の介護保険事業に従事する介護職は、133万人(うち常勤53万人)である。
 この時点で、すでに全労働力の7%が、介護のために費やされていることになる。今後は、総労働者数が減少し、介護する人は激増する。ますます介護のために、労働力が奪われる。それ以外の財やサービスを供給する力が無くなり、我々の暮らしは貧弱になっていく。

 この介護労働で、精神的・時間的に、最も負担になっているのが「排泄」である。この「排泄」のための労働から解放されれば、介護負担の8割は改善される。とくに、大便の始末がポイントである。
 したがって、介護される人の「大便」処理の軽減ができれば、日本人の暮らしは、一気によくなる。かっての、電気洗濯機や冷蔵庫の普及以上に、生活に革命が起こるはずである。

 そこで私は、40年ほど前から、「排泄」合理化のための工夫を考えてきた。穴あきベッドや自動吸引器、乾燥装置などである。だが、具体的な設計に及ぶと、いろんな問題がでてくる。「おしめ」にはかなわない。器具を使うと、どうしても被介護者に負担がかかる(負担をかけ、早く介護不要にしてしまうという手もあるが)。

 いまは、開発を半分あきらめている。私の創造力が衰えてきたのと、「おしめ」など、従来型の用具の「改善」が進んできたからだ。しかしいま、この分野では大きな改革が求められている。柔軟な発想で「大便」処理をなくし、時代の救世主になって欲しい。
 人が嫌がるところにチャンスがある。これこそ、絶好のビジネスチャンスである。
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