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すべては仮説(11月22日)

 世の中には絶対的な「真実」などない。持論を持たなければ、納得して行動することができない

 小泉進次郎という政治家がいる。ご存知、元首相の息子である。彼の言動を見ると、まことに潔い。その、はっきりした物の言い方に人気がある。父親そっくりである。
 しかし、何を根拠にそんなに自信を持てるのか、まったく不思議である。まだ30才そこそこで、それほど経験や知識があるとは思えない。私のほうが世の中を知っているはずなのに、おどおどしている。
 このように、それなりの人でも、自信を持って論説しているのを見ると、多くの人は説得されてしまう。

 じつは、世の中には絶対的な「真実」などない。すべてが「仮説」である。以前にも述べたように、さも本当らしくいう「専門家」ほど、ご都合主義な人はいない。だから、自分が思っていることは、一番正しい。
 このことは、竹内薫氏の著作「99.9%は仮説」を読んで確信した。竹内氏によれば、現代の物理基本原理でさえ、ほとんどわかっていないという。飛行機が浮かぶ理論でさえ、正式には解明されていない。ましてや、現代の医学や社会・政治的な常識など、まことにいい加減なものである。
                                     紅茶ポット
 しかし、わからないだけでは、世の中が成り立たない。何ごとも、具体的な事実を前提とする必要がある。たとえば今、私の目の前にあるお茶は、絶対安全だという「仮説」を持っているから飲める。微量な毒物は含まれているが、人体には影響ないという「仮説」である。安全が証明されるまで、お茶を飲めないとしたら、人はみな、干乾しになってしまう。水でも食物でも同じである。

 ある物事を判断する場合、自分の持つ知識と時間の中で得られた情報を、フル動員する。持論を持つということは、少なくとも自分で考えることでもある。考えない人は、納得して行動することができない。だから、中途半端になる。
 自立するためには、自分で納得できる論説を、きちんと持つことが必要である。まさしくそれが「仮説」なのである。

 もちろん、持論=「仮説」を持ったとしても、その後いろんな意見や情報から、間違っていたと思えるときもある。そのときには、素直に意見を変える。間違ったと思った時に、間違いを認めようとしない人が一番いけない。

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