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タクシー業界(11月19日)

 1メーター650円の客が乗っても、事業として成り立つ仕組みができれば、客も安心して乗れる 

 今日は、名古屋出張。帰りは高速バスで、夜10時ごろ雨の福井駅へ着いた。冷たい雨が降っているので、タクシーで帰りたいところである。だがここ数年、ほとんど利用したことがない。
 べつにタクシー代をケチっているわけではない。逆である。駅から自宅まで、7~800m。1メーターで済む。650円ぐらいなら、15分も震えながら歩くより、よほどいい。では寒い雨の中、なぜわざわざ歩くのか。

 運転手の不機嫌な顔を見たくないからである。なぜ不機嫌なのか。夜中に駅前のタクシー乗り場を見て欲しい。30~40台のタクシーが、延々と客待ちをしている。1時間ぐらいは待つと思う。そこへ私が乗る。運転手にしてみれば、さんざん客待ちをしたあげく、たった650円の客である。最低賃金にも及ばない。私が運転手の立場でも、がっくりくる。

 もちろん、ほとんどの運転手は、そんなことを言動では表さない。態度に出すのは、5~10人に一人くらいである。でも、何度かそんな運転手に巡り合うと、こちらがタクシーに拒絶反応を起こす。やっと地元に帰ってきてまで、無愛想な運転手の顔を見たくない。

 タクシー業界は、競争がきわめて厳しいサービス業である。同業者よりもマイカー、あるいは私のような徒歩、自転車などすべての移動手段が競争である。そのような厳しい業界では、100人に一人でもおかしな運転手がいれば、業界全体が影響を受ける。

 難しいが、1メーター650円の客が乗っても、事業として成り立つ仕組みができれば一番いい。客も安心して乗れる。客に気を使わせるような事業形態では、もう先がない。(これについて、アイデアはいくつかもっているが、規制や諸事情に精通している事業者の工夫に期待したい。)
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