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憲法改正案(11月8日)

 日本国憲法は、17条憲法と5か条の御誓文だけにして、ややこしい条文はすべて法律で定めたほうがいい

 このところ憲法改正論議が、やや下火になってきた。TPP騒ぎが収まり、政権が安定するのを待っているのかもしれない。それもあるが、憲法改正にあたって、おかしな「そもそも論」が出てきたことが、影響しているのではないか。前提条件が違っていては、議論は先へ進めない。

 ひとつは、「憲法は、主権者である国民大衆が、権力を託した政治家や公務員たちを拘束する指図書である」というものである。慶応大教授の小林節氏のように、欧州やアメリカをモデルとする憲法学者に多い。これらの国は、市民革命で権力者を倒した歴史がある。これでは、憲法96条の改正などは、とんでもないとされる。

 しかしそれでは、日本はいつまでたっても、おかしな憲法に縛られたままである。
 では、どうするか。

 じつは、憲法の条文そのものをもたない国がある。イギリスである。この国では、歴史的に生み出されてきた重要な文書や、契約、判例などを集めて「憲法」としている。これは、イギリスが市民革命を経ていないということと、「王国」だからである、と言われている。
 日本はこれに近い。わざわざ、憲法条文などつくらなくてもいいのではないか。

 それなら日本には、昔から誇るべき「憲法」がある。聖徳太子の17条憲法、及び明治政府の5か条の御誓文である。これを現代の日本国憲法に定め、ややこしい条文は、すべて法律で定めたらどうか。そのほうがわかりやすいし、変化に対応できる。

 ちなみに、それぞれの概要を示す
 【17条の憲法】
 ①調和を貴びなさい。②心から三宝を敬いなさい。③天子の命令を受けたら必ず恭しくしなさい。④公家百官は、真心を持って行うを基本としなさい。⑤飲食を貪る事を絶ち、他の欲望を捨てて訴訟をはっきりと区別しなさい。⑥悪行を懲らしめて善行を勧めるは。昔からの良い手本です。⑦公家は各々職掌に任命されている。道徳に背かない様にしなさい。⑧公家百官は。朝早く出仕して遅く退出しなさい。⑨言葉と心が一致して正しく行うことが基本です。⑩いきどおりを絶ちいかりを捨て、人が従わないことを怒らない。⑪手柄と過ちをはっきり見ぬいて、罰と賞をきちんと当て嵌めなさい。⑫国司国造は、百姓を自分のために取り立ててはならない。⑬諸々の仕事に任命された役人は、共に職務として担当する役目をわきまえなさい。⑭公家百官は嫉妬する事無用です。⑮私心を捨て公務に従うは、臣下としての道徳です。⑯民衆を使役するに季節を選ぶは、昔からの良い手本です。⑰事件を一人で決定してはいけない。

【五箇条の御誓文】 
 ①広く会議を興し、万機公論に決すべし。②上下心を一にして、さかんに経綸を行うべし。 ③官武一途庶民にいたるまで、おのおのその志を遂げ、人心をして倦まざらしめんことを要す。 ④旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし。 ⑤智識を世界に求め、大いに皇基を振起すべし。

 とくに17条憲法は、役人の心得を謳っている。これが現代に適用されていたら、天下り・渡り鳥などのシロアリは発生しなかったであろう。
 最高裁がつぎつぎと、理不尽な判断を下すこともなくせるはずだ。
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