FC2ブログ
RSS

直ちに原発再稼働を(10月25日)

 たった一度の事故に慄いて、貴重な設備を稼働させないとは、なんという愚かで臆病な国民であろう。
 いますぐ、原発を再稼働させなければならない。 それには、これだけの理由がある。


 財務省発表によると、今年度上半期の貿易収支赤字は、4兆2300億円にもなる。これは昨年同期の2倍以上である。赤字拡大の傾向から見ると、年間では10兆円を大幅に超える。数年前までは、年間10兆円近くの黒字をコンスタントに出していたことを思えば、隔世の感がする。
 もちろんこの大きな要因は、火力発電に使う化石燃料輸入である。一刻も早く原発を稼働させないと、日本は沈没する。

 だが、まだ日本全国で50基近くの原発が眠っている。いまのところ、1基も動いていない。このままでは、1秒ごとに膨大な損失が発生するだけではない。代替の火力発電による大気汚染で、すでに何万人もの死者が発生している。これはWHOの指摘で、事実である。(反原発の不都合な現実

 そして、トチ狂った日本によって高騰したオイルマネーが、シリア内戦を拡大させている。つまり中東各国は、あり余るマネーでロシアや中国から膨大な武器を購入、それぞれの思惑で、シリア政府軍と反政府軍を援助している。この内戦では、10万人以上もの市民が犠牲になった。このかなりの部分は、日本にも責任がある。日本が原発を稼働させていれば、内戦はここまでひどくならなかった。
 今・現在も、日本の支払うオイルマネーが、米・露・中・仏・英・北鮮の武器商人を太らせ、世界各国に火種を撒き散らしている。日本が貧乏になるだけでは済まないのである。

 さらに原発には、以下のように圧倒的なメリットと、稼働させる理由がある。直ちに再稼働させなければならない。

1.原発は最もエネルギー密度の高い、効率的なエネルギーである
 エネルギー密度は、ある基準となる量あたりのエネルギーである。ウランは石炭の10万倍以上のエネルギー密度を有する。火力発電で一番効率の良い天然ガスの、4万6千倍以上もある。
 太陽光や風力発電に至っては、それを作るためのエネルギーと発生エネルギーのどちらが大きいかという議論をしている段階で、まったく問題外である(それに加え、不安定さを補うための蓄電池などのロスが大きい)。
 70億にも増えてしまった人間の生活を維持するには、原子力以外の選択肢はない。それ以外では必ず、資源をめぐって血みどろの争いになる。

2.今あるエネルギー源のなかで、最も安価で安全なエネルギーである
 石油、石炭、天然ガス、ウランのなかで、原料調達コストが最も安いのは、ウランである。原料採掘時に、最も安全なのもウランである。昔、日本が石炭を主要燃料にしていたころ、炭鉱で毎年何百人もが犠牲になっていた。いまも資源産出国では、同じことが起きている。それを使う日本だけ、労災がなくなったと、喜んでいいのか。
 しかも、石炭・石油を燃料とする発電では、空気中にCO2以外にも、Nox、Soxなどの有害廃棄物が、大量に排出される。そのために死ぬ人は、原発1基分の火力発電所だけで、少なくとも年間数千人である。放射能では、(逃げた人以外)だれも死んでいない。事実がわかれば、原発の危険を煽り立てるのは、バカらしくなる。
 そして3.11の過酷事故によって、日本にはこれ以上ない原発の安全性についてのノウハウが蓄積された。

3.化石燃料、太陽光パネルの輸入は、日本を破滅させ、自殺者を倍増させる
 化石燃料、太陽光パネルは、国内で調達することができない。太陽光パネルのような人海戦術の組み立て製品も、中国に勝てるわけがない。技術開発が進む製品は、自動化できないからである。人手を安く使える中国のような、アジア諸国の独壇場である(ドイツの太陽光会社破綻がいい例である)。しかも、原材料のレアアースを、中国に握られている。

 したがって、原発をやめれば、化石燃料、太陽光パネルの支払いで、日本は貧乏国家に逆戻りとなる。貧乏国家では、今のような世界一の長寿は成り立たない。何千万の人が、経済破たんや餓えで死ぬ。貧乏な国ほど平均寿命が短い。
 「経済より命」などという反原発論は、ボケのたわごとである。第一、「経済」のバックがなければ、「除染」、「汚染水」など、放ったらかしになってしまう。
 現に、2011年を境に化石燃料の輸入が10兆円も増えている。原発停止で足元を見られ、増加分以外もバカ高い価格で買っているからである。これだけで、毎年GDP2%分以上が失われている。輸入量はそれほど増えていないが、これは電力不足のため国内で価値を生み出す力(おもに製造業)が毀損したということで、事態はさらに深刻である。
 おまけに、太陽光設備の輸入額は、年間数兆円規模にまで増えている。
 これらを合わせると、GDPの6~8%が流出しているとみられる。話半分としても3~4%である。 とても、アベノミクスでは追いつかない。

4.再生可能エネルギーは、自然破壊エネルギーである
 風力発電、太陽光エネルギー、地熱発電、水力発電など、すべて再生可能エネルギーと呼ばれるものは、自然が受けるエネルギーを、人間が横取りするものである。太陽光発電装置などは、資源採取から作るときに発する放射性核種や、崩壊することのない毒素を持つ材料が、生物を蝕んでいる。したがって、この割合が10%を超えるころには、原発など比ではない、ものすごい環境破壊が問題になる。
 現に、いま日本の国土のあちこちに、無機質な太陽光パネルの「大草原」が広がっている。これが日本中に拡大すると思うと、ぞっとする。そもそも、補助金と逆ザヤ利権でしか成り立たない太陽光エネルギーが、世の中に価値をもたらすはずがない。さらに効率の悪い自然エネルギーは、持つものと持たざる者の格差を決定的に助長するのである。

5.国産エネルギーの調達は我が国安全保障の肝である
 先の大戦の大きな原因の一つは、アメリカに石油を止められたことであった。エネルギーがないと生産活動が停滞し、多くの国民が死ぬ。エネルギーなしに、1.3億人の老人国家を養うことはできない。移民受け入れどころか、若者は食うために海外移転し、衰退が加速される。
 衰退した国家は、必ず侵略される。現に、隣の国が虎視眈々と狙っている。
 したがって、日本が独立国家になるためには、どうしても自前のエネルギーを確保しなければならない。その選択肢を自ら失うのは、愚の骨頂である。日本を滅亡させようとしているとしか思えない。

6.原発は、まだコストダウンの余地が大いにある 
 電力会社員の給与は、国民怨嗟の対象である公務員よりさらに恵まれている。東京電力が、人件費のカットを行ったが、それでも公務員並みである。関連の天下り施設、交際接待費も桁外れである。聞くところによると、3.11のとき東電会長は、マスコミを大勢引き連れて、海外「豪遊」していたという。したがって、電力料金は、まだまだ下げることができる。企業年金など、とんでもない話である。
 また、既存の原子力発電設備の稼働は、ほぼ維持管理費だけで済む。稼働しなくても同じくらいの金がかかる。除染や廃炉に膨大なコストがかかったとしても、すべて国内でまかなえる。利権はあるとしても、これらはすべて国民の富となる。
  しかし、石油、石炭、天然ガス、太陽光パネルは外国から、国富を削って購入しなければならないのである

7.放射線の危険性を過大視してはならない (低線量被ばく) (放射能と予防原則)
 手続きが面倒だが、仕事と居住環境さえ整備できれば、原発の近くに住みたい。年間100~200ミリSV程度では、かえって健康になるという人さえいる。補償金などいらない(おぞましいことに、いまや放射線のリスクそのものが、利権と化してしまっている)。 
 福島第一で、タンクから漏れる放射性物質を含んだ水を、「汚染水」というから、イメージが悪くなる。「ラジウムイオン水」と名前を変えたほうがいい。
 それに、放射線に強いDNAをもつ国民を増やすことは、国力の強化となる。

8. 原発100年の撤退戦に最大限の資源を注入する必要がある (原発撤退戦に全力を) (海に汚染水)
 どのような場合でも、撤退のための活動は、推進するよりも、何倍も重要で難しい。たとえ日本が原発を全停止させたとしても、リスクがなくなるわけでは全くない。これまでに発生してしまった、莫大な量の放射性廃棄物の管理にしても、いったいだれがやるのか。
 つまり、原発を絶対安全に効率よく撤退するためには、人もお金も資源も、これまで以上につぎ込む必要がある。原発以外では、そのお金を生み出すことはできないし、技術の継承も必須である。そして、このしんがりを務めることのできる優秀な人材が、とくに重要である。そのためには、今の何十倍も原発従事者を、増やさなければならない。厄介者とされている核廃棄物を有効利用できる可能性も見えてきた。そもそも「毒」は「薬」なのだ。再生可能エネルギーより、はるかに実現性が高い。
 もし、原発を毛嫌いする人ばかりになったら、こんな難しい仕事をする人材が集まるわけがない。積極的に原発を推進し、その人材を育成するための、国民的機運を高める必要がある。
 原発から逃げていては、ますます原発リスクが増大する。そんなことがわからないのか。

9.日本より隣の国の心配をしたほうがいい
 ほんの隣の国、韓国・中国が、原子炉の量産体制に入っている。中国などは、2050年までに100万KW級の原子炉を、じつに400基つくるという。つまり、毎年10基以上のペースで新設する。今のままでは、日本から原発関連の技術者が引き抜かれるのは、まちがいない。ますます日本には原発技術者がいなくなり、国内の原発リスクが増大する。
 その上、信頼性が低い原子炉がこれだけの数あるということは、事故を起こす確率は、日本よりはるかに高い。福島第一どころか、チェルノブイル級の事故が、頻発する可能性がある(すでに起こっているかもしれない)。日本と違って情報公開されないから、いつの間にか当事国のみならず日本まで、福島の何百倍もの放射線にさらされる。その危険性は、かなり高い。
 原発が嫌な人は、日本の原発再稼働より、隣の国の原発新設を阻止すべきではないのか。田原総一郎氏は、日本の反原発者は一国平和主義と同じだと書いている。同感である。

10.爆発する世界人口をどう養うのか
 もし世界中の人々が日本人と同じ生活レベルを要求すれば、今の10倍ものエネルギーが必要である。そのエネルギーに目覚めた世界人口は、これから90億~100億と増えていく。そのようなとき、圧倒的に効率的な原子力エネルギーを排除できるはずがない。排除してしまったら、必ずエネルギーを巡っての世界戦争になる。原発事故よりはるかに恐ろしい。
 人類がいったん手に入れてしまった文明は、決して後戻りできない。とくに原子力発電やもんじゅのような高速増殖炉の開発は、摺合せ技術を得意とする日本が率先して進めていくしかない。それこそ、人類に対する最大の貢献である。

 
 そもそも世の中に、絶対安全、ノーリスクなど、どこにもない。人類は、あらゆる身の回りの毒を、役に立つものに代えてきた。調理はその最たるもので、我々が日々摂取しなければ生きていけない食物にも、いろんな毒物が含まれている。 

 たかが、一度の事故に慄いて、貴重な設備を稼働させないとは、なんという愚かで臆病な国民であろう。その臆病さが国と人類を滅ぼすのである。
 なんどもいう、直ちに原発を再稼働させなければならない。いますぐにでも動かせる原発は、10基以上あるはずだ。

 関連記事
 http://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-155.html
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :