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格差と貧困(9月10日)

 落ちこぼれのセーフティネットであったヤクザが衰退した今、何がそれに替わるのか

 格差と貧困は、小泉改革の弊害とされ、解決が志向されている。
 もちろん、格差は昔のほうが大きかったし、身分の固定もあった。現代で、「格差」が問題となるのは、権利・平等意識が定着してきたからである。必ずしも、「昔はよかった」とは言えない。

 そうはいっても、現代日本における貧困は問題である。とくに、年収150万円以下で暮らす若年層世帯では、子供たちも貧困が定着してしまう。

 昔は、いろんな形で共同体が営まれ、その中での相互扶助が行われてきた。「共助」である。もちろん、家族や親せき共同体のきずなが強く、村落、会社組織もあった。落ちこぼれには、「ザ・ヤクザ」というセーフティネットがあり、ここで敗者復活がなされてきた。森の石松のように。その最後の切り札であった「ヤクザ」が、いまや徹底的に虐げられている。

 しかし、それに代わる「共同体」がない。たまにあると思うと、怪しげな宗教集団で、なんだかんだといって、金をむしられる。「在特会」とか「しばき隊」などの、政治思想集団も出てきた。ヤクザが衰退した今、これらのトンデモ集団が、究極のセーフティネットとなる。
 落ちこぼれを救い上げる共同体は、(ヤクザのような)落ちこぼれがつくるしかない。まさに落ちこぼれの出番である。
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