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鹿児島県公費旅行と福井の新幹線(8月25日)

 福井新幹線が運営されるようになると、県内役所の旅行経費が跳ね上がる?

 鹿児島県が、県職員に対し、「海外研修」名目で3泊4日の上海旅行をプレゼントしている。すでにかなりの人数が利用したという。県は、中国東方航空と日本航空が共同運行する鹿児島-上海便を維持するためだと説明している。事業費1億強。その財源は、政府の求めに応じて削減する給与や手当1億3千万円を充当するそうなので、事実上の給与補填である。

 べつに研修が悪いわけではない。予算があり、どうしても必要なら行うべきであろう。しかし、地方における公務員の高給は、庶民の怨嗟の的である。そのような状態で、「李下に冠を正す」ようなことは、やるべきではない。
 そして、中国東方航空と日本航空が共同運行する鹿児島-上海便を維持するために行うなら、これはまったく、目的と手段を取り違えている。無理やり「海外研修」で維持しなければならないのなら、そのような路線は、無いほうがいい。資源の無駄遣いである。

 もっとも、同じようなことは、どの自治体でもやっている。役人や議員は、何かと「出張」が多い(何万円もの東京出張でも簡単に行く)。それに、たとえばわが福井県に延長が決まった北陸新幹線についても、同様なことが起きる可能性がある。もともと福井県民で、県内延長に賛同する人は少なかった。賛同したのは、高額な運賃を公費で負担できる官公庁、議員、中堅以上の企業経営者だけである。
 したがって、福井を通る新幹線が運営されるようになると、役所の「旅費、運賃」の費用が跳ね上がるのではないか。会計担当者は、目立たないように処理するだろうけどね。

 そして新幹線の場合は、路線を廃止しても、膨大な建造物が残ってしまうだけに、航空路線より厄介である。在来線を含めて、自律的に維持できる仕組みを、作っていかなければならない。知事をはじめとした県幹部に、それだけの経営能力があるかどうかが、大きな問題である。
 また、鹿児島県の職員研修のような、無理やり路線を維持するためだけの経費の使い方については、厳重に監視していく必要がある。

 ただ、北陸新幹線の福井延長については、決まったからには、もう反対はしない(反原発者のような、「反対のための反対」や卑劣な振る舞いには辟易するからだhttp://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-294.html)。難しいが、在来線との共存、県内の他の交通網との有機的な結合に、アイデアを出していきたい。
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