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もっと言ってはいけない(書評)

 不安遺伝子の多い女性が、男と同じ仕事をして、幸せになれるわけがない

 前回の「言ってはいけない」に続く、橘玲氏の著書について述べる。この後編では、同じことをもう少し踏み込んで書いている。
 「知の進化論」で書いたように、われわれ日本人は、アメリカのGAFAや中国のIT巨大企業に、どう対応していけばいいのか。日本人の特徴を踏まえて考えてみたい。
 まず、「もっと言ってはいけない」の大まかな内容を示す。

①先進国成人の半分は字も読めない
 OECD主催の国際調査(テスト)によると、先進国の成人の大半は、簡単な文章が読めず、小学3~4年生程度の数的思考力しかない。また、パソコンで基本的な仕事ができる成人は、10%もいない。これまで仕事をしてこれたのは、暗黙知の熟練効果によるものであった。
 これからの、AIなど知識社会に適応できない膨大な人々の発生は、知能差による格差の拡大社会である。

②リベラルな社会ほど遺伝率は上がる
 社会が不平等で環境の影響が大きくなれば遺伝率は下がり、平等になって環境の影響が小さくなれば遺伝率は上がる。
 すなわち知識社会において、完全に平等な社会が実現すれば、知能に比例する所得格差が広がるという矛盾が生まれた。

③遺伝の影響は年齢に比例する
 知的能力は遺伝的要素が大きく、親の影響を受けるのは幼児期の「やる気」など情緒面だけである。知能は高齢になるほど、親に似てくる。
 そうなると、生まれた国の言語の意味や使い方が、人格に大きく関わってくる。

④男女の知能とばらつきの程度
 同じ人種において、男女の知能差はない。ただ、女性はIQで平均付近が多く、男は上下差が大きい。したがって、アインシュタインのような超天才は男である可能性が大きい(バカも男性が多い)。また知能分野では、語学系が得意な女性より、理工分野で優位性のある男がノーベル賞を多くとるのは必然である。

⑤人種と知能差
 大まかに日本を含む東アジア人(中国、台湾、韓国、日本)とユダヤ人は知能が高い。
 華僑やユダヤ人、南米などで日系人が成功したのは、その地域の人が東アジアやイスラエル人に比べてやや知能程度が低いからである。少しの差が、何代も重ねるうち大きな差になっていく。

               タヌキの玉

⑥日本人の先祖
 現代世界の人種は、複雑なホモサピエンスの地球移動と混血が絡んだものである。 
 日本では3~4000年前、先住の縄文人は、大陸~朝鮮から侵略してきた弥生人による大量殺戮に遭い、混血してヤマト人になった。DNA解析によると、30万人いた縄文人の6~7割もの大量虐殺が行われたのである。男は皆殺しとなり、女は犯され混血となった。中国のチベット・ウィグル支配も真っ青、大日本帝国の朝鮮併合どころではない。
 もっとも3000年前は、古事記の世界である。「1000年の恨み」も忘れる。

⑦アメリカにおけるアジア系住民
 アジア系アメリカ人は、人口の5%に過ぎないが、エリート大学の1/4を占める。学業成績だけで入学をきめると40%になるという。その後の平均年収も、平均的なアメリカ人より25%も高くなった。
 逆に黒人は、特権階級として優遇されてきたため、負け犬文化を身に着けてしまった。

⑧人間の自己家畜化
 オオカミを飼いならして犬になったように、人も家畜化する。
 人は石器という道具を使うことから、体の大きさより知能を持つものが有利になった。また、自己家畜化することで、共同体の秩序を保つような「正義」に快感を覚えるようになった。
 また、農耕という革命による集団生活が、感染症に強い免疫を獲得、分配のための知能を高めてきた。これが東アジア人の知能が高い要因である。

⑨アジア系は金玉が小さく、不安遺伝子が多い
 日本人を含むアジア系男性の金玉は、アフリカ系やヒスパニックの半分以下、白人の2/3しかない(男性ホルモンが少ない)。また不安遺伝子が多い(とくに女性)。
 楽観的・積極的な他の人種に比べ環境に敏感であるが、適応できれば力を発揮する。

⑩IQは高すぎても幸福とは限らない
 IQの高い人が便利な社会をつくり、いくら富を蓄えても、それほど幸福にはなれない。IQも限界効用がある(すべてものはほどほど)。
 お金もIQも多ければ幸せだとは限らない。

                 笑いが止まらない

 これらの事柄から、日本人の特質を最大限生かし、われわれが世界で惨めな思いをしないためには、どうしたらいいのであろうか。

 すべての仕事で最も影響が大きいのは、まじめで明るく、そして落ち着いていることである。日本人を含めた東アジア人は知能が高く、まじめで内向的である。アメリカ社会では、トップリーダーになれないが、賃金の高い専門職について成功している。
 こんどの新型コロナ感染における、東アジアのファクターXも、おおかたこの遺伝子の影響で説明できる。

 ただ、日本で重視される協調性は、アメリカでは個性的でないとして嫌われる。 
 また金玉の小さい日本人が、世界のリーダーや巨大企業のリーダーになることはないのではないか。

 それなら、日本や日本人が、無理やりトップになろうとして心身を破壊することはない。自分たちが幸せだと感じればいいだけである。もともと、日本人とくに女性が、責任ある仕事につきたがらないのは、不安遺伝子の多さによるものだったのである。だとしたら、女性が、男と同じ仕事をして、幸せになれるわけがない(無理やりトップに立った男性も苦労しているし、能あるものは足を引っ張られる。日本人に世界的なリーダーが生まれない所以である)。
 自分たちの個性に合った人生が、世界中を幸せにする。

 もっとも、なにが幸せかそうでないかは、別途大問題ではある。
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