人類滅亡は回避できるか (書評)
*政治・経済* > インフラ、防災、環境、人口 - 2020年11月10日 (火)
戦争を回避するには、戦争のための研究を誰より進めておくことが重要である
「人類が滅亡する6つのシナリオ」(フレッド・グテル著)では、滅亡の要因として、スーパーウィルス、大量絶滅(隕石?)、気候変動、生態系の均衡、バイオテロ、暴走コンピュータを挙げている。
直径たった10キロの隕石でも落下すれば、人類はじめ地球生物のほとんどは死滅する。
それより、人間同士によるもののほうが、可能性は大きい。
戦争になって、相手国のデジタル装置を破壊すれば、核攻撃以上のダメージを与えることができる。たとえば長期間停電を起こせば、先進国民なら1年以内に70%が死亡。金融網や輸送網を破壊すれば、4~50%が亡くなるという。停電に追い込むには、イスラエルがイランのウラン濃縮装置を混乱させたような、電子攻撃がいい。発電施設にあるローターの回転を操作すれば、シャフトが破損して、半年から1年、発電できなくなる。
新型コロナで明らかなように、細菌やウィルス攻撃も効き目がある。
バイオ技術によって、治療や予防できない感染症ウィルスをつくる。世界中のインフラを混乱させるコンピュータウイルスでもいい。
つまり核兵器以外にも、大量殺戮の技術手段はいくらでもある。悪用すればろくなことはない。
もちろん、いちばんインパクトのあるのは核兵器である。

だがいったん生まれた技術は、なくすことができない。破局的なサーバ攻撃、細菌テロ、核攻撃など。いくら止めろと言っても、70億人いれば、必ず誰かが進める。世の中から消滅させることなどだれもできない。
この場合、正規の機関が研究や事業を止めてしまうのは、まことに危険である。悪用されてしまうと、対処するすべが無くなってしまう。
できることは、技術が脅威となった場合、それに対応することしかない。善意の機関や人間が、常に悪人より、一歩か二歩進めておく。戦争を回避するためには、戦争のための研究を、誰よりも先んじておくことが重要なのである。
したがって、核兵器禁止条約など、負け犬の遠吠えである。いくら発効されても、それが実現できると思う人はいない。逆に核を使わせないためには、唯一の被爆国日本が、世界一の核を保有することである。大量のプルトニウムやロケット技術を有している日本は、真剣に核武装を検討すべきである。
そもそも世界中で、核兵器を使用する権利のある国は、日本しかないのである。
「人類が滅亡する6つのシナリオ」(フレッド・グテル著)では、滅亡の要因として、スーパーウィルス、大量絶滅(隕石?)、気候変動、生態系の均衡、バイオテロ、暴走コンピュータを挙げている。
直径たった10キロの隕石でも落下すれば、人類はじめ地球生物のほとんどは死滅する。
それより、人間同士によるもののほうが、可能性は大きい。
戦争になって、相手国のデジタル装置を破壊すれば、核攻撃以上のダメージを与えることができる。たとえば長期間停電を起こせば、先進国民なら1年以内に70%が死亡。金融網や輸送網を破壊すれば、4~50%が亡くなるという。停電に追い込むには、イスラエルがイランのウラン濃縮装置を混乱させたような、電子攻撃がいい。発電施設にあるローターの回転を操作すれば、シャフトが破損して、半年から1年、発電できなくなる。
新型コロナで明らかなように、細菌やウィルス攻撃も効き目がある。
バイオ技術によって、治療や予防できない感染症ウィルスをつくる。世界中のインフラを混乱させるコンピュータウイルスでもいい。
つまり核兵器以外にも、大量殺戮の技術手段はいくらでもある。悪用すればろくなことはない。
もちろん、いちばんインパクトのあるのは核兵器である。

だがいったん生まれた技術は、なくすことができない。破局的なサーバ攻撃、細菌テロ、核攻撃など。いくら止めろと言っても、70億人いれば、必ず誰かが進める。世の中から消滅させることなどだれもできない。
この場合、正規の機関が研究や事業を止めてしまうのは、まことに危険である。悪用されてしまうと、対処するすべが無くなってしまう。
できることは、技術が脅威となった場合、それに対応することしかない。善意の機関や人間が、常に悪人より、一歩か二歩進めておく。戦争を回避するためには、戦争のための研究を、誰よりも先んじておくことが重要なのである。
したがって、核兵器禁止条約など、負け犬の遠吠えである。いくら発効されても、それが実現できると思う人はいない。逆に核を使わせないためには、唯一の被爆国日本が、世界一の核を保有することである。大量のプルトニウムやロケット技術を有している日本は、真剣に核武装を検討すべきである。
そもそも世界中で、核兵器を使用する権利のある国は、日本しかないのである。
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