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温暖化ガスゼロ エネルギーセミナー

 世界の大型船舶をすべて原子力船にして、分散電源として活用する
 
 先日、「福井県環境・エネルギー懇話会オンラインセミナー」で、竹内純子氏と江守正多氏の講演を聴いた。菅総理が、「2050年までに日本の温室効果ガス排出をゼロにする」という衝撃的な目標を公表した直後である。
 現実をみると、いまの延長で目標到達はできない。これまでの目標である、7~80%削減も難しい。できるとすれば、イノベーションしかない。

 そのイノベーションを起こすには、人々の頭にある固定観念を排除し、まったく新しい発想を実現させる必要がある。すなわち定説を覆して、タブーを恐れない、野心的な仮説を立てることが何よりも重要である。
 
 たとえば多くの人は、太陽光や風力などの自然エネルギーと、蓄電池の併用について考えている。バカの一つ覚えのように、あらゆる産業界がいっせいにその方向に向かっている。この分野は、かってないほどのレッドオーシャンとなった。もちろん、まだまだイノベーションが起こる可能性はある。

                九州関門海峡船H25.5.29

 だが再生エネは、エネルギー密度が小さいという、致命的な欠陥を抱えている。装置の製造・更新のための物量が半端ではない。大きな矛盾であり、南北格差の助長は必至である。また竹内氏が言っているように、日本国民によるこれまでの、数十兆円ものFIT負担に拘わらず、日本でそれに見合った産業は育っていない(おおかた中国を太らせた)。
 さらにエネルギーは電力だけではない。むしろ電力以外の、輸送や建設、鉄鋼生産などで使用する化石燃料が、エネルギー全体の70%以上占めている。

 発想転換をするなら、いま多くの人が毛嫌いしている原子力である。将来性は一番大きい。人類が銀河宇宙へ飛び出すには、この分野を疎かにするわけにはいかない。世界中が放射脳バイアスに罹り、手出しを恐れている。今がチャンスである。


 例えば、世界中の大型船舶をすべて原子力船にしたらどうか。
 いま総トン数100トン以上の船舶は、世界中に約88,000隻ある。膨大な化石燃料を燃やし、温室ガスを発している。越前海岸やモーリシャス沖のような、燃料重油の流出もしばしば起こっている。自動車と異なり、大型船舶を蓄電で動かすのは、さすがに難しい。

 これら大型船を、原子力船に改造し、発電にも利用するのである。船舶専用のミニ原発を開発すれば、電気自動車を蓄電器として利用するより、はるかに効果的である。出力5~30万キロワットの原子力船として海に浮かべ、陸とは海底ケーブルで結んで、定期点検時に切り替える。10万キロワット級の原子力発電船が500基あれば、国内電力需要の半分は賄える。

 万一の時には沈めれば冷却は万全で、広大な地上スペースが不要である。しかも日本は、周囲を海に囲まれているという特有の地形に恵まれている。テロ攻撃を受ければ、そのまま相手国に突っ込む。小型だから、地域分散にも貢献する。装置製造や設置段階での環境負荷は太陽光パネルより少なく、さらにすり合わせ型の原発装置製造は、日本人の手による生産に適している。
 日本再生のカギは、これしかない。学術会議がまともなら、全面的に後押しするはずだ。

                信じる者は救われる

 ただ、このミニ原発の開発も、中国のほうが進んでいる。ほんとなら、世界で最も原発失敗のノウハウを持つ日本こそが、先頭に立って、原発の開発を進めるべきではないか。2050年に温暖化ガス排出ゼロにするには、あらゆる手段を駆使する必要がある。誤った感情のまま原発を排除すれば、日本の未来はなくなる。

 そしてここ当分は、CO2排出とGDPは比例する。GDPは国力であり軍事力である。つまりこの問題は、安全保障上の問題でもある。日本が自然エネルギー偏重で沈没すれば、やがてチベットやウィグルのように、中国に吸収されるのは必然である。
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