重油流出でデモ
*政治・経済* > インフラ、防災、環境、人口 - 2020年09月05日 (土)
越前海岸重油流出がいま起こったら、日本人はモーリシャス国民と同じ行動をとる
モーリシャス沖で発生した日本貨物船の重油流出事故をめぐり、29日に首都ポートルイスで大規模デモが行われたという。市民は、政府の対応の遅さが被害を拡大したと批判し、ジャグナット首相や閣僚の辞職を要求した。数万人が参加したと報じられている。
一方で23年前の1月、日本海でナホトカ号の重油3000トン(今回の3倍)が流出し、越前海岸が無残な姿になったことがあった。自衛隊や海上保安庁、地元や全国から延べ30万人ものボランティアが出動し、人海戦術での除去に当たった。入り組んだ岩場のため、機械での作業はできない。
厳寒期の日本海で、過労のためボランティア5名が亡くなるという過酷な作業であった。日本人のひたむきな性質がよく表れていた。
この事例と比較して、モーリシャス国民は日本人と違うと思うかもしれない。

だが、いま同じことが日本で起こったらどうか。
日本人は23年前と同じ行動をとるだろうか。
いまの甘やかされた日本国民は、モーリシャス国民と同じ行動をとるに違いない。今年のコロナ対応における人々の身勝手な言動を見ればわかる。現に、自ら除去作業をする気もないくせに、やたらと日本政府の対応をつつきまわる人がいる。
寂しいがこれからは、現実的な方法をとるしかない。
モーリシャス重油流出事故に対して日本は、マングローブの根に付着した重油を、吸着シートで1本ずつ拭き取る除去方法を提案しているという。政府は必要な資材を積極的に提供し、実際の作業はモーリシャスの委託を受けた企業が行う。これでかなりのお金が動く。人はお金がないと動かなくなってしまった。
岩にこびりついた重油は完全に取り去ることはできない。越前海岸のとき、一通り除去作業が終わっても、岩場は真っ黒に変色し、国定公園である越前海岸の景観は台無しであった。
それでも、微生物の力はすごい。数年後には、ほぼ元通りに回復していたのには吃驚した。人間と異なり、無償で働いてくれる。圧倒的多数のウィルスや細菌は、生物界にはなくてはならない存在である。
むしろ地球にとって、人間などいないほうがいいのである。
モーリシャス沖で発生した日本貨物船の重油流出事故をめぐり、29日に首都ポートルイスで大規模デモが行われたという。市民は、政府の対応の遅さが被害を拡大したと批判し、ジャグナット首相や閣僚の辞職を要求した。数万人が参加したと報じられている。
一方で23年前の1月、日本海でナホトカ号の重油3000トン(今回の3倍)が流出し、越前海岸が無残な姿になったことがあった。自衛隊や海上保安庁、地元や全国から延べ30万人ものボランティアが出動し、人海戦術での除去に当たった。入り組んだ岩場のため、機械での作業はできない。
厳寒期の日本海で、過労のためボランティア5名が亡くなるという過酷な作業であった。日本人のひたむきな性質がよく表れていた。
この事例と比較して、モーリシャス国民は日本人と違うと思うかもしれない。

だが、いま同じことが日本で起こったらどうか。
日本人は23年前と同じ行動をとるだろうか。
いまの甘やかされた日本国民は、モーリシャス国民と同じ行動をとるに違いない。今年のコロナ対応における人々の身勝手な言動を見ればわかる。現に、自ら除去作業をする気もないくせに、やたらと日本政府の対応をつつきまわる人がいる。
寂しいがこれからは、現実的な方法をとるしかない。
モーリシャス重油流出事故に対して日本は、マングローブの根に付着した重油を、吸着シートで1本ずつ拭き取る除去方法を提案しているという。政府は必要な資材を積極的に提供し、実際の作業はモーリシャスの委託を受けた企業が行う。これでかなりのお金が動く。人はお金がないと動かなくなってしまった。
岩にこびりついた重油は完全に取り去ることはできない。越前海岸のとき、一通り除去作業が終わっても、岩場は真っ黒に変色し、国定公園である越前海岸の景観は台無しであった。
それでも、微生物の力はすごい。数年後には、ほぼ元通りに回復していたのには吃驚した。人間と異なり、無償で働いてくれる。圧倒的多数のウィルスや細菌は、生物界にはなくてはならない存在である。
むしろ地球にとって、人間などいないほうがいいのである。
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